#10「君がいない」

先週はいきなりブチ切れてすいませんでした。今まで敢えてアラを見ないようにしてたのに、もう限界でした。思うに今までは、沙絵の好感度で持ちこたえてたんですね。手話によってキツさがやわらぐのと、柴咲さんの表情のかわいさで。でもそこは北川ドラマ、やっぱり最後に来てだんだんウザくなって来ちゃって。そうなるともうダメなんだよなー。ドイツに行くのはいいとしても、ハルキと結婚するのはほんとにわからん。櫂の重荷にはなりたくないけど、ハルキならいいわけ?「住んでる世界が違う」って、ハルキだって耳聞こえる人じゃん。結局経済力を選んだって事だよね。大体ハルキって何者よ。さほど沙絵を好きなようにも見えないし、彼には結婚するメリットって特にないじゃん。ハンサムでエリートで、女に不自由してるとも思えないのに。沙絵だってまだ22歳なのに、なんですぐ結婚しなきゃなんないんだろ。あーわかんね。そういや先週のバイク事故、見事なくらいの「単なる来週への引っ張りネタ」でしたね。意味のないエピソード作るのやめようよ。

でもね、そう心の中で悪態つきながらも、唇の端がついついむにっと上がってしまう私。そう、私の大好物、「せつない妻夫木君」が堪能できるからであ〜る!唐突に沙絵に別れを切り出されて、ウルウル涙目の妻夫木君(真帆の時も泣いてたよねこの子ったら)。以前皿の片づけまでしてあげたのに、沙絵のおかんに「あんた邪魔」扱いされる妻夫木君。オレンジ会での「最後のゴハン」にも呼ばれない妻夫木君。走り去るバスに向かって、「ふざけんなー萩尾沙絵ー!」と叫ぶ妻夫木君。ドイツでの連絡先も教えてもらえず、冬になっちゃう妻夫木君。うおー、苦しめー、もっと苦しめー(変態)。ああ、「ばらの花」の絵も良かったなあ。ああいうの弱いんですよ私。正直あの絵が、「ばらの花」を表してるとは思えないけども。それになんで今、微妙に古いこの曲なんだろうとも思うけど。あとね、ストーリーには関係ないけど、今回特に表参道でデートしてる辺り!久しぶりに顔の腫れが引いて、妻夫木君むちゃくちゃかっこ良かったんですよ。できれば全編、あのルックス状態で通して欲しかった…。

久しぶりに真帆も登場しましたが、これまた単に沙絵とはち合わせさせる為だけの駒。結局キスしたり「寝る?」とか言ってみたりしただけで、櫂に何かアドバイスするとかいうのもなかったし、何なんでしょうね。キャラが180度変わって極端にサバサバ女になってたのは、前半あまりにもウザく書きすぎた北川先生の、せめてもの罪滅ぼしなんでしょうか。キャラ変わりと言えば沙絵母も、ここに来て一手に悪役を引き受けてますね。でもさあ、あのメール削除するシーン、結局そのせいですれ違いになるわけでもなく、櫂は直接家に来ちゃうし、削除した事もすぐ沙絵に言っちゃうし、何の意味もなかったよね?ただお母さんの悪い印象を植え付けただけ。「かわいそうな沙絵」を強調したかったのかな。

まだ最終回じゃないのに、いきなり半年も時間が経ってしまうっていうのは、結構驚き。来週はさらに卒業した後まで話が進むんでしょうね。ま、別に最後はどうなってもいいや…。でもできれば、二人は別れたままって結末にして欲しいかな。最初からそういう予想だったし。で、すっかり忘れてましたけど、翔平もチベット行っちゃいましたね。これまたあまりに唐突で。貧乏じゃなかったのかー?妹は置いてけぼりかいー?まあ多分、成宮君の舞台が始まってしまったせいでしょうね。結局このドラマ、妻夫木君の映画があるというので、大幅に前倒しで撮影開始したにも関わらず、撮り終わりもそれほど早くなかったんですね(日曜日が卒業式の撮影だったらしい)。売れっ子揃えると大変だあ。