#10「たすけてください…」

なるほど。映画では「たすけてください!」だったけども、ドラマは「たすけてください…」なのね。周りの人に助けを求めるというよりは、神様に祈ってる感じ。今回このシーンを現在のサクが思い出すのが、明希がバイクで跳ねられ、運び込まれた病院。実は私、こっちの方が泣けちゃったんだな…。「現在のシーンはいらない」って良く聞くけど、ここんとこ結構いい感じだと思います。というか、むしろこっちがメインでしょう。私はサクがどうやって過去にケリを付けるかの方が、ずっと気になるんだよね。17年前の純愛はそりゃ美しいけど、サクは生きてるんだから、いい加減前向かなきゃ。いつまでも甘えてるなっつんだよ。

過去の方は、最後のシーンがちょっと長すぎた気がして。あとどうしても、周りのみんなが物わかり良すぎて、そんなにうまく行くか?と思ってしまう。特に亜紀の両親が気の毒で…。80年代の田舎の高校生が、まだセックスもしてない男と、家族まで振り切って死の逃避行したいって思うもんなんだろうか。あそこまで行っちゃったら、もう恋愛なんてどうでも良くならないか?亜紀が倒れる前の二人の描写が、ほんとに「淡い初恋」程度のものだったし、自分が高校生の頃を考えても、「そこまでやるか?」って思っちゃって。もちろん幼さゆえの暴走ってのもあるんだろうけど、なんかちょっと違うんだよなあ。オジサンが頭の中で考えた「純愛」っていうか…。うまく言えないんですけどね。

ま、とりあえずあと一回ですんで、サクがどう決着を付けるのか、見させていただきましょ。ちょっと早いけど綾瀬はるかちゃんほんとにお疲れさま。撮影が終わったらうんと食べて、また元のムチムチに戻ってください。絶対そっちの方がかわいいから。