#9「郡恭子最後の一日」

まず初めにお詫びから。前回の感想で、ケン刑事役の人を(「エースをねらえ!」の)レイノルズコーチとか書いてしまったんですが、思い切り別人でした(そんな気はしてたけど)。更に彼を稲川素子事務所所属の無名外人タレントと決めつけていたんですが(これは確信を持って)、どうやらハリウッド俳優様だったらしいです…。「復活の日」では準主役だそうで。じぇいさん情報ありがとうございました。それにしてはアメリカのシーンてゴニョゴニョ…。ま、演出のせいもあるんでしょうね。

さて、今週の話です。実は冒頭10分ぐらい見逃してしまって…。もしかして私の大好きなオヤジコンビ、出てました?最後の方でやっと登場した時には、「出番少ないよ!」って突っ込んじゃったんですけど。でも実は、彼らの事はすっかり忘れてるくらい、松坂慶子に夢中だったんですけどね。もー、慶子さん素敵!ブラボーよっ!今までのしらばっくれ具合から、私はてっきり郡恭子が知らないうちに、他の人が殺人をしてたんだと思ってたんですが、実行犯だったんですね。それなのに棟居から「母さん、僕のあの帽子…」といきなり詩を朗読されても(かなり電波な竹野内君)、まるっきり表情ひとつ変えないの!あの紫のレースのネグリジェも、寝てるのにきちんと整えられた化粧や髪も、「ザ・女優」って感じでいいわあ。何より体の厚みがイイ!制作会見で緒方さんが「腕の太さがいい」つってたのは、単なる冗談じゃなかったのね。

まあストーリーとしては、あまりにも偶然が多すぎて…という部分もありますが、俳優の演技に見とれてるとあまり気にならないなあ。つまりジョニーヘイワードは、母親に殺されながらも、彼女に容疑がかからないよう、必死で遠くまで逃げたんですね。翔平もなんだかんだ言いながら母親を憎みきれないところがあるし、さやかも母親を思うからこそ、棟居に証言をして…。これだけ愛されているのに、自分の子供に全く愛情の感じられない郡恭子って一体何者?って感じですけど、果たして来週棟居は、彼女に人間の心を取り戻させる事ができるかどうか。それに何と言っても親父コンビ!杜夫危機一髪よ!もちろん國村さんが助けるのよね?そーよね?

そう言えば相馬晴美って、やっぱり重信房子がモデルだったんですね。郡恭子の過去を全共闘と絡めたのは、結局あまり意味なかったような気もするなあ。あと棟居はオシャレに関心のない性格という設定なんだろうけど、竹野内君のヘアーがあまりにもモッコリしてるのが気になります。ワイシャツからTシャツチラ見せも、最後まで直りませんでしたね。横さんのネクタイの短さもグーよ。