「24 TWENTY FOUR サードシーズン」(ネタバレあり)

1、2とテレビ放映された時に見ていたんですが、家族がDVDを借りて来てしまったので、私も一緒に見ちゃいました。今後見る予定があるという方は、申し訳ないですけどこのエントリはまだ読まないでくださいねー。見終わった時にまたお会いしましょう!











というわけで。ネタバレ大丈夫ですね?(再確認)えー、今回も面白かったです。シリーズ物って大抵初回を超えられないものなのに、これはそんな事ないんですね。毎回前の反省点を生かしてるとこが良いです。例えば1の時は、前半の緊張感が後半まで続かなかったとか、「裏切り者当てクイズ」みたいだったので、ネタバレされてしまうと全く面白くなくなってしまうとかっていうのがあって、それはちゃんと2では改善されていたし、2ではキムの話が完全にサイドストーリーで、正直いらなくない?って感じだったので、3ではCTUに就職させちゃいました。まあかなり無理矢理ではありますけど、人気キャラだけに、出番をどうにかして作らないといけなかったんでしょうね。どうでもいいけど、今回の髪型は恐ろしく似合ってなかったな。バウアー親子に関わるとろくなことがない、というのは相変わらず。前回のBFは片足切断で、チェイサーは手首ですかい…。あと2の時はジャックが散々肉体的に痛めつけられてたのが、3ではほとんどなかったですね。さすがにあの回復力はないだろう、って事で…。

ま、それはさておき今回は、今までで一番泣けました。人が死にまくりなのはいつもの事だけど、やっぱり長く見てると、それだけ役に愛着も湧きますしねえ。まず前半の、カイルがウイルスに感染してないとわかった時の、ガラス越しの両親とのシーン。まあ正直彼らの存在は、後半ほとんど忘れてたわけですけどね…。あと同様に忘れがちな前半のキモ、サラザール兄弟。クラウディアの死はもの凄く不意打ちで、あんなに逃げたがっていた張本人が…って、目の前真っ暗になりました。お父ちゃんと弟もかわいそうで。それから今シリーズでの私のお気に入りキャラ、ガエル!装置が爆発してウイルスをモロかぶってしまった所は、体から力が抜けてしまった。彼はほんとにかっこ良かったよ!自分も感染しているかもしれないミッシェルとのやりとりは、お互いの気持ちが痛いほどわかって泣けました。そしてミッシェルとトニーの会話も…。逆に陰性だとわかってからは、誘拐されてもミッシェルなら大丈夫だろうって思ったので、それほどドキドキしなかったかも。そして何と言ってもシャペルですね。なんて理不尽な!これさあ、「新選組!」思い出しちゃった。「斬首じゃなく切腹させてくれ」みたいな。他の死に行く人達が、散々家族との別れで泣かせておいて、シャペルは「別れを言う家族も友達もいない」っていうのがね、もうやるせなくて。一本取られた。

で、死ぬと言えば今回まさか!のあの人が。そう、このシリーズで私の一番のお気に入りキャラ、シェリーです!いやー、もうデイビットがウェインに「考えがある。」とか言った時に、「あ、来るぞ、来るぞ。」ってワクワクして、登場した瞬間はまさに「キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 」ですよ。登場時こそなんだかしおらしく見えたけども、そんなの最初だけ!ミリケンを見殺しにする所とか、もう凄すぎて爆笑しちゃった。その後もどんどん開き直って、しまいにゃキーラーのとこまで乗り込んじゃって。ほんと転んでもただじゃ起きないオバハンだよなあ。あっぱれ!この吹き替えの声優さんも凄くいいんだよね。窮地に立たされた時、さっと気持ちを切り替えて相手の目を見据え、「あーン…。いい?」ってやるのが最高。なんでシェリー殺しちゃうんだよお。もう出てこないなんて、寂しすぎるよー。あ、そういやニーナも死んだか。まあ彼女はもう、あの状態で生き伸びるのは無理があるからいいでしょう。

ストーリー自体は、もう全体の流れとかは捨てちゃって、ほんとにその場限りでどんどん流れて行く感じ。展開が早くて次々に新しい事が起きるので、それを追ってくので精一杯なんですよね。だからもう過去の事なんていつまでも引っ張らないで、サクっとカットしちゃう。ジャックの覚醒剤の禁断症状は途中からすっかり出なくなっちゃうし、トニーの首の傷とか赤ちゃんとかアン(デイビットの恋人)とか、その後どうなったんですか…みたいな。まあこれは全部見終わってから「そう言えば?」って思うくらいで、見てる時はそんな事思い出しもしなかったもんなあ。スピード感を出す為には、こういうのアリなんじゃないかなと。もちろんつっこみ所はたくさんありますけど、24時間飽きずにドキドキハラハラさせてくれて、非常に満足です。軍用機まで出てきたのにはビックリ。お金とかセンスの問題だけじゃなく、やっぱり表現上の規制という点が、日本では一番難しいんだろうなあ。手首を斧で断ち切るシーンなんて、絶対無理だもんね。

長くなりましたが、最後に1の時に続いて、また日本版のキャスティングを。前回のは一旦忘れて、新たに考えてみました。つーかさ、みんな老けて見えるけど、案外若いわけよ、本家は。キーファって私と一つ違いだもの。永瀬正敏と同い年だもの。なのでこの日本版はぱっと見「若くない?」と思うかも知れませんが、アメリカ版よりは年上の俳優当ててるんだぞということで、ご了承下さいませ。

ジャック:真田広之佐藤浩市とか渡辺謙だと、なんかガタイがでかすぎる気がして。どうもキーファってあまり大柄ってイメージがないんですよ。
キム:加藤ローサ…一番難しいなあ。彼女の演技見たことないから、何とも言えませんけど。

トニー:阿部寛…これは30代の二枚目なら、誰でも代替可ですな。まあ小雪との身長バランスで。
ミッシェル:小雪…顔は紀香似だけどね。SK2のCMのスーツ&谷間と、色白さから。もう少し柔らかい雰囲気の人の方がいいのかな。
チェイス山本耕史…マッチョかつ「坊や」感のある人って事で浮かんだんですけど、童顔過ぎる?
ガエル:浅野忠信…ほんとはインパルスの板倉が似てますけどね。
クロエ:中島ひろ子…これ結構自信ありです。
アダム:黒田勇樹…意外と難しいぞ。
シャペル:段田安則…鼻を曲げてもらわないと。
イカー:豊原功補…韓国系の捜査官ね。単に顔の形が似てるだけ。

デイビット:三浦友和…前回は渡辺謙にしましたが、もうちょっと鈍い感じの人の方がいいかなと。あ、長塚京三でもいいかも。
ウェイン:東幹久…なんとなく雰囲気似てるし。
シェリー:高畑淳子…関根さんが推薦していたそうで、まさにドンピシャ!でもちょっと年が上すぎですね。
ジュリア:とよた真帆高岡早紀篠原涼子だと若すぎるかな。

ラモン:安岡力也…ラテン系マフィア兄。
へクター:羽賀研二…ラテン系マフィア弟。
クラウディア:瀬戸朝香…唇がめくれてるから。

カイル:岡田准一…いや、若いイケメンだったら誰でもいいんですけどね。泣きの演技がうまそうかなと。
ニーナ:松雪泰子…あるいは宮沢りえ中谷美紀だと若すぎるよねえ。
アマドール:保坂尚輝…冷酷でちょっとインテリっぽい感じ?
サンダース:田中要次…単に似てるだけ…。
ジェーン:ミムラ…まあこれも、年齢さえ合えば誰でも良さそう。

いかがなもんでしょ?