#5「記憶」

小日向さんは大好きなんだけども、ゲストの話は別になくても良かったような…。なんでコート脱がないんだろう?って思ったら、下に喪服着てたんだね。なるほど。先週はきっぱり借金も断り、アズに注意したマスターだけど、朋子さんが音成さんに300万ポンと貸していた事や、アズが家を出たっきり戻らない事なんかが重なって、自己嫌悪してたみたい。結局香典に大金(あの厚みだと100万くらいかな?)を包んだり、アズの事もあっさり許してしまう。自分の実の息子の事は、いつまでも許せないのにね。この辺の実に人間的な矛盾というか、弱いところを描こうとしているんだろうけど、寺尾さんが割と淡々と演じてるので、マスターの本心がいまいちわかりにくいかも。これは寺尾さんの考えなのか、演出なのかは不明ですが、「北の国から」の邦衛だったら、もっと大げさにもがき苦しんで、涙を誘ったんだろうなあ。

一番泣き所だったろう小日向さんの告白シーンは、彼の役に全然思い入れがないので泣けず、マスターの苦しみもいまいちわかりにくく、もちろんアズにも全く感情移入できず、うーん、どうも今回は淡々と終わってしまったなあと思ったら、脚本が倉本先生じゃなく、吉田紀子だったんですね。あーどうりで、ストーリー展開だけでなく、いつものツッコミ所(主に若者の言葉遣い)もなかったはずだ!だから物足りなかったのね。あの独特のエグみが、クセになってしまったみたい。それにまた拓ちゃんの出番が少なすぎるよ!でもアズへの電話で、「アズちゃん、」と呼びかけたのが、なぜだか妙に萌えたわ!「今夜は冷えるからあったかくして寝ろ。」ってのも。お兄さんぶっちゃって!でもほんとに、なんでそんなに優しいんだろうね、拓ちゃんは。だってあの再現シーン見ました?あの事故は明らかにめぐみが悪いって!おいおい、そんないけしゃあしゃあと幽霊になってアドバイスしてる場合か?と。

つーかあのモメてた原因、やはり拓ちゃんは何かやらかしたんですね。朋子さんがアズの話の時に「前歴がある」って言ってた事から、女関係なのかなあ。純みたいに妊娠させちゃったとか?徳重聡が拓ちゃんのかつての家庭教師で出てくるようなので、恐らく今後、拓ちゃんの過去の話も出てくると思います。そしたらアズはまた、「しんじられない!」とかキーキー言うんだろうか…(最近二宮君ファンの後輩と私の間で、アズのモノマネが流行っています)。てか来週もう喋っちゃうみたいだしね。彼女はあくまでトラブルメーカーなのかなあ。アズもちゃんと成長するような役にしてあげて下さいよ。