#11「2007年、ロンドン」

不機嫌なジーン DVD-BOX

不機嫌なジーン DVD-BOX

先週の私の予想、まあ部分的には違いますが、なんとなくは合ってました。やはり仁子は研究を取って、教授は従順そうな新しい女が出来たか。今回冒頭に今までのダイジェストが、時系列でずっと出てきたでしょ。2000年にロンドンで教授と出会った頃の仁子は、まだまだネンネ(死語)で、教授の事は雲の上の人のように感じていたはず。そんな仁子が成長して、いつしか教授と肩を並べ、そして追い越していく…。その為に7年間という歳月が必要だったのかなと、やっとわかった気がします。

二人が別れちゃうっていうのは、私はアリですね。「好きな人と一生添い遂げてこそ幸せ」と思い込んでた頃なら、絶対納得行かなかったと思うけど、仁子にとってはもっと大事な事があるんだから、そっちを選ぶ方が自然かなと。逆にハッピーエンドだったら、「うわー嘘くせー!この二人絶対別れるよ!」って突っ込んでたと思う。別れる事って必ずしも不幸じゃないもん。え?なんか負け惜しみっぽい?もちろん仁子だって全く後悔しない訳じゃないでしょう。「ラバーズコンチェルト」を聞いて、涙する事もあるさ。でもやっぱり、虫が好きなんだよ。あそこまでのめり込めるものがあるなんて、それだけで凄く幸せな事だし、大切にしなきゃって思う。

はあ、しかしねえ。正直、「やっと終わった…。もう見なくて済む…。」という気持ちもあるんですよね。見る前はこのドラマが一番期待値高かったのに、いきなり初回でガックリだったもんなあ。面白くなりそうな芽はそこら中に散りばめられてたのに、うまく生かす事ができないままに終わっちゃいましたね。何度も言うけど、もうちょっと早くオダジョがガッツリ絡んでいてくれたら!黄川田君には何の罪もないんだけど、とりあえず彼にはまだ、あのポジションは早かった。オダジョが出られないせいで、小林聡美も中途半端な出方になっちゃてたのよね。つーかエンケンさん!途中から消えてません?彼は一体何処へ…。