#11「雪解け」

優しい時間 DVD-BOX

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まあ予想通りというか、無難な最終回でした。10分ほど延長したのかな?そのおかげで普段からまったり気味のドラマが、より一層「間」が多くて、さすがにその「間」が贅沢なのだ!とか言ってた私も、早送りしたい衝動にかられてしまいました(生見てたくせに)。リストカット以来、アズはすっかり聞き分けの良い子になってしまって、つっこみがいがなくてつまんないなあ。その代わりに朋子さんが「ヤバい人担当」に。師匠にタクちゃんが火傷したって聞いても、「私があんな事言ったから!」とも、「何でそこまでしなくちゃいけないの!」とも言わないのが変だし、「内緒」と言いつつ速攻アズなんかに喋ってるし。うーむ、あの親子を引き合わせる為だけに、周りのキャストに訳わからない行動取らせるのってどうなのかなあ。

で、結局タクちゃんは「全て僕が悪いんです!」な姿勢を崩さず、周りの人も誰も「お前は悪くなかったよ」とは言ってくれず、このままマスターにご対面して、一方的にタクちゃんが謝るだけだったらどうしよう!ってドキドキしてたんですけど、一応「俺の方こそ悪かったよ。」って言ってくれたので、すこしだけ溜飲が下がりました。でもやっぱりまだ納得しきれてないけど。だってさあ、1200度ですよ?神経までやられちゃったって、師匠言ってたじゃん!(その割には腕動いてたけど…。)そこまで思い詰めた息子に対して、もうちょっと激しく反応してもいいんじゃないかなって。いや、やっぱタクちゃんがいい子すぎるのが不自然なのか。なんか私、ここにこだわりすぎですかねえ?でもどうも引っかかるのよね。

二人が久しぶりに顔を合わせて、お互いハラハラと涙をこぼすシーンは凄く良かったけどね。二宮君はほんと、涙がポロポロと綺麗に出るねえ。男版菅野と呼びたいくらい。なんだかあまりに大団円で、今までの三年間(だっけ)は何だったんだ…という気がしないでもないですが、苦い結末になるよりずっと良かったんじゃないでしょうか。これは続編作る気満々かもね。最後の方は文句ばっかりのレビューになってしまいましたが、基本的にはこういうまったりしたドラマは好きです。今度はタクちゃんとアズ中心でやって欲しいな。この二人、もうちょっと関係が進展すると思ってたのに、全然清いままだったから。