#5「ストーカー撃退大作戦」

やっぱり先週の予想通り、陣釜さんは「山田=電車男」とまでは気付いてなかったみたいですね。いや、敢えてそこまで言わなかっただけ?でもま、あれは単に次週への「引き」って事で、その後の話には何の関係もありませんでしたからね。今週の予告でも、いかにも「エルメスにヲタがバレた!」「コミケエルメスに会ってしまった!」みたいな映像を流してましたけど、あれはそう見えるように繋げてるだけだと思います。その手には乗るかーい!

んーでも今週は陣釜さんも妹もヲタ友(松永氏&川本氏)も、出番が少なくてちと悲しかったな。合コンシーンもあっという間に終わっちゃって、しかもこれまたその後に全く繋がらない話だったし。白石美帆はこれで随分株を上げて、萌えてる視聴者も多いみたいだけど、ある意味それ以上に何かを捨てて頑張ってる須藤理彩、報われない彼女の今後が心配です。それにしてももこみち&母といい、やはりネット住人以外の人物は、登場シーンを作るために無理矢理エピソード入れてるっぽいですね。豊原さん、エルメス萌えか。この人とイケメン同僚は、結構いいキャラになって来たかも。

でー、今週のメインテーマは「エルメス、ストーカーされる」の巻。「礼状もないのに不法侵入する警官と電車」「隠し撮り写真を飾ってるだけで犯罪になるのか?」「なぜか携帯じゃなくもこみちの店に電話かけてくるストーカー」「本人じゃないと渡さない宅配便なんてアリ?」「というかあのビル管理人いないのか」「セキュリティどうなっとんのよ」等々、ストーカー話の方はあまりにもつっこみ所がありすぎなんですが、このドラマの場合、そういう部分は「ま、ドラマだし」ってあまり気にならないんですよね。エルメスが発車間際に電車の手を引っ張って降ろしちゃう、ってとこは原作通りでしたっけ?確かにこういう話なら、「ゲ、エルメスすんごいやる気マンマンじゃん!がっついてんじゃん!」とは思わないかも。雑な部分は物凄く雑な脚本なんだけども、原作だとどうにも不自然に思えたエルメスの言動を、「天然気味の性格いい子なんだねー」と思わせてしまう、その辺の辻褄はちゃんと丁寧に作ってますね。だから見てて某月9のような不快感がないんだと思う。

ストーカー役は全く大倉さんだと気付きませんでした、顔映るまで。これっきりなんて勿体ないなあ。二人で泣きながら語り合うシーンは、ちょっと長すぎたかなあ?って気も。ただエルメスと電車のツーショットを、「ベストショットです」っていうのは良かったな。なんかもう、エルメスもだけど、電車も原作とは全く別人になっちゃってますよね。いい人すぎる。でもこのドラマはこれでいいのかもね。伊藤君、最初はオタクのイメージが付いちゃって大丈夫?と思っていたけど、どっちかと言うと「あり得ないくらい聖人君子」ってイメージになっちゃいそう。今後は悪い事できなくなっちゃうかも?