「名探偵 赤富士鷹」

第一夜「ABC殺人事件
第二夜「愛しのサンドリヨン」(原作:ゴルフ場殺人事件)

放送は12/29・30でしたが、2005年の総括もしてしまったので、2006年のカテゴリに入れてしまいます。アガサ・クリスティーの「名探偵ポワロ」シリーズを、昭和初期の日本を舞台に置き換えた、NHKスペシャルドラマ。もちろん塚本君目当てではありますが、ドラマ自体面白そうで楽しみにしてました。が、しかーし!第一夜は始まった途端睡魔に襲われ、なんとか最後まで見ようと頑張ってたんですが、全然集中できなくて途中で断念。翌日続きを録画を見たものの、いまいちグッと入り込めず…。やっぱりCMなしで一時間半のドラマは、私には長すぎたかな。ごめんなさい、第一夜のストーリーはちゃんと記憶にないかも…。

でもでも、光を効果的に使った演出や、凝った美術や衣装などは凄く素敵でした。昭和と言ってもまだ大正の面影が残ってる頃なんですね。和洋折衷な感じで。金田一シリーズと同じ年代なのかもしれないけど、ドロドロで退廃的な雰囲気のあちらと比べて、小洒落て軽快な感じでこれもいいですね。もうちょっと派手派手しい演出でもいいかなとも思ったんですが、これはこれで、上品でNHKらしくて良かったんじゃないかな。そして驚いたのが、「新選組!」とのリンクがたくさんあった事。第一夜は「組!」で私が一番好きな「流山」の回や、「組!!」の演出を担当した吉川邦夫さんだったらしく。しかも音楽は服部隆之さんで、ちょっと「組!」のサントラと似た雰囲気の曲もあったし。何よりウケたのはキャスト!なんと久さんを除く八木家の人達勢揃いっすよ。為三郎君背高くなったなあ。あと「組!!」から山崎樹範鳥羽潤両名も出てましたね。

私、原作は多分小学生くらいの時に読んでると思うんですけど、どうも記憶に残ってないみたいで…。見てても全然思い出しませんでした。さすがに有名なミステリーなだけあって、二転三転するストーリーはお見事。キャストも皆ハマってたな。伊東四朗さんに初めて色気を感じてびっくりしたし、フッキーは綺麗だったー。星野真里ちゃんの髪型や服も、コスプレみたいでキュートだったね。そしてもちろん!我らが塚本君。特に第一夜は、いつになく演技が硬かったかな?とも思うけど、とにかくかわいかった!麻のスーツといい、膝下パンツといい、浴衣といい、青白ボーダーのマリンルック(これ最強)といい、ファンにはたまらんもんがありました。すぐどこかに足をぶつけるとこは、「野ブタ」の彰っぽくてそれも萌え。赤富士さん、木暮刑事とのトリオも凄くいいバランスだった。これシリーズ化してくれないですかねえ。