#11「さよなら黒崎」
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2006/09/22
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一人一人のキャストのラストシーンに、それぞれこのドラマを見てた人にだけわかる「お約束」みたいなのがあって、まあスタッフの自己満足と言えばそれまでだけど、やっぱり現場の雰囲気良かったんだろうなあと思いました。とりあえず思いついたの挙げてみると…
・黒崎…春日に対して普通のトーンで「俺の名前は黒崎。職業は詐欺師だ。」。今までずっと「吉田」とか言ってて、初めて「吉川氷柱さん」と名前を呼ぶ。ラストの川原?は初めの頃氷柱とのシーンでよく出てきた場所。横向きにゴロン、は裸にサスペンダーを思い出させる。
・氷柱…「バーン!」やり返しなCIKでラスト。
・白石…欠陥住宅詐欺の時と同じ駐車場だったよね?ツーショットのアングルとかも一緒。
・神志名…「( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \…ハァ 」キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 「俺が終わらせてやるよ」←黒崎の「俺が騙し取り返してやるよ」を彷彿。
・ゆかり…なんと!先週の花火、またしても見ていたとは!!爆笑。あと最後の「くっろさっきさーん」「出た!」のやりとり。
・桂木…「人間は、面白い。」一話でも言っていた台詞。
こんな感じで。あとエキストラ1000人動員した逮捕劇のシーンは、あれあからさまに「金八」(加藤優)のオマージュでしたね。氷柱が護送車追いかけてくるとこまで一緒。いつ中島みゆきが流れてくるかと…。迫力もあったし、山Pも大熱演だったんだけど、いくらなんでもちょっとオーバーすぎたかなあ。黒崎一人にあの警官の数はないでしょ!てか黒崎は御木本のとこに直接乗り込んで、何するつもりだったんでしょうね。春日に対しては「俺はコロシはしない」って言ってたのに。結果として負けるとしても、御木本にも詐欺で勝負を挑んで欲しかったな。まあ、最後の「see you」といい、続編作る気満々て感じですか。連ドラは無理でも、SPならまだいいかなー。というかその方が合ってると思う。一時間じゃ詐欺の内容描ききれないもんね。結局恋愛描写が余計とかってより、そっちが一番のネックだったんじゃないかな。一つのエピソードを2〜3話に分ける、ブラよろ形式にすれば良かったのに。ま、一話完結なおかげで、視聴率取れたのかもしれないですけどね。
ドラマとしては問題点も多々あったと思うけど、山下ファンとしては本当においしい作品でございました。あんなに好きだった彰より、今では黒崎の方がしっくり来る。というか、私普段のあの前髪垂らしがあんまり好きじゃないんですよね。だから変装シーンでおでこ見せてくれるのが、毎回楽しみでしょうがなかった。スーツ姿やリーマン演技も、初回ではぎこちなかったけど、最終回にはすっかり板についてたし。あと回想シーン見ると、最初はほんとに太ってたよねー。このビジュアルでドラマって…と思ってたら、みるみる痩せて綺麗になってった。「野ブタ」の時もそうだったけど、ちょっとスロースターターなのかな。あと春日に迫るシーンは、本当ならもっと「怒り」を表現できなきゃいけないんだろうけど、また涙流して「悲しみ」が前に出ちゃってる。全体通して黒崎が泣きすぎで、弱々しく感じちゃうのは、脚本演出というより山Pの個性でしょうね。どんな役でも「優しさ」が滲み出ちゃうんだなあこの人。「野ブタ」で今みたいにファンになる前から、良くも悪くも、私はこの子の演技のそういうとこが好きだったんだなあと、昨日はしみじみ感じました。今までは若いキャストでワイワイやれる作品が多かったけど、今回は周りもベテラン揃いだし、難しい役だったと思います。でも本人も言ってるように、凄くいい経験になったんじゃないかな。役者・山下智久のファンなので、次もまた期待してるよー。