「吾輩は主婦である」

多分もう「途中でリタイアしたんだろうな」とか皆さんに思われてたかと思いますが…。実はコツコツと消化しておりました!そして二週間ぐらい前に全部見終わったのに、更新するのすっかり忘れてました!てなわけで、かなり今更&おおざっぱですが、感想などを。最初の数日間は、正直期待はずれというか、あまり面白くなくて「え?」って感じだったんですよ。私、そもそも斉藤由貴って、アイドル時代からいまいち苦手だったんですよね。あのもっさり感が。あとミッチーがどうしても父親、というより夫にすら見えないのが困りました。ようやくエンジンかかり始めたのが、引っ越して「やす子」が出てきてから。もう、序盤はただただ、池津さんの出番だけを心待ちにしてましたね。で、中盤以降、吾輩のキャラもミッチーもすっかりハマって来て、予想外に竹下景子が活躍し、更にクドカン特有の暴走が始まって、この頃からは俄然見るのが楽しみになってました。

でもまあ昼ドラだし、今までのクドカンドラマみたいに、全神経を集中して見る!みたいな事はなかったんですが、最後を遺書で締めるあたりはやられたなあ。ほんとこの人、散々笑わせておいて泣かせるってのがうまいんだよね。後半特に私がお気に入りだったのが、高橋一生君の夜しずかですね。最初は「クドカンじゃん!」て超ウケたんだけど、よーく見ると、彼ってこんなにハンサムだったっけ?ってびっくり。十代の頃は、「地味なルックスの男の子」って役が多かったと思うんだけど、セクシーになったよねえ。ただ岡田君との絡みは、ちょっと腐女子を意識しすぎ?ってなとこもありましたが。あとレッド吉田も良かったなー。このキャスティングはほんと神だと思った。

磯Pったらなぜ昼ドラに?って疑問でしたが、これで主婦層のクドカンファンを掴んでおいて、次回作に繋げようって感じなんでしょうか。クドカンものってどうしてもおばさま方には、若者向けとか下品とかうるさいっていうイメージがあって、食わず嫌いが多いと思うんですよねー。でも本質的には、ほのぼのとした友情とか家族愛とかを感じられるものが多いし、それがこの作品でちょっとでも浸透すれば、成功なんでしょうけどねえ。