#2「放火魔と直接対決」

ひええ…どうしよう…。先週は「火災シーンの迫力だけはOK。あとは可もなく不可もなく。」ぐらいだったのが、二週目にして糞ドラマ(お下品ですいません)決定って気が…。この何のひねりもないサブタイトル見て、嫌な予感したんだけどね。ちょっとこれは厳しいなあ…。スタッフ、先週で力尽きちゃったの?唯一見られたのがクライマックスの放水シーンの「絵」だけ。とにかく脚本がひどすぎる。原作面白いっていうから、いくら脚色したってそこそこになると思ってたのに。なんか大吾が放火犯を捕まえようと、いきなり独自捜査とか始めちゃうんですよ。それで警察と対立したりして。これって金曜エンターテイメント?ほとんど「スチュワーデス刑事」とか「社宅奥様探偵」のノリになっちゃっててびっくり。いや、今どき二時間サスペンスだって、こんなにチャチじゃないぞ。

連続放火事件発生

野次馬が「青いパーカーの男がうろついてた」と言ってるのを聞く大吾

「青いパーカーの男に注意!」というビラを配る大吾

なのにまた青いパーカー着て放火するマヌケな犯人

現場に残された新聞紙(高校の先輩がサッカーで活躍した時の記事)を見て、その先輩を犯人と直感する大吾(あまりに唐突&失礼すぎ!)

な、なんと現場写真を見たら、野次馬の中に青いパーカー着た先輩発見!(顔はっきり写りすぎ)


いきなり先輩を問いただす大吾(先輩の傍らに青いパーカーが!)

野次馬してただけと否定されて、一旦安心

別の男が現行犯逮捕されるが、そいつは連続放火犯ではなかった

大吾、先輩の所で偶然証拠品を発見!



放火犯てこんなものを「戦利品」とか言って持って帰るものでしょうか?そういやバイク放火の時、ミラーが片方なくなってるとか言ってたけど、そんな伏線てあるかい!小学生が考えたようなこの「犯人発覚のきっかけ」に、思わずのけぞってしまいました。

先輩、「バレちゃったか…」と告白し始める(崖ではなく、倉庫の中で)

小栗旬君、鼻水流して熱演!

つーか小栗君よ、若手人気俳優なのに、放火犯役とかやってていいんかい!しかもこんなショボドラマ(言うね私も)の単発ゲストで!クライマックスの大吾に告白するシーン、小栗君も山田君も無駄に熱演しすぎて、かえってこっちは醒めちゃうっていうかね。こんなセリフで号泣してる二人が、滑稽に見えてしまうんですよ。小栗君が灯油をまいてライターで火を付け、その瞬間め組のみんなが15キロだかの放水をするんですけどね、あれってスタントじゃなく、本人だったのかな?


小栗君なんて思い切り顔面ヒットしてるっちゅうの!なんかなあ、役者さん達は毎回これだけ体張ってるのに、ドラマの出来がこんなんじゃ、ほんとお気の毒としか言いようがない。あと初回も感じたけど、大吾の言動が未熟すぎて全然共感できないキャラなのに、一人だけにスポット当てすぎ。山田君の泣きのシーン長すぎ。このドラマ、「大吾=革命起こす正義のヒーロー」として見るものなのか、それとも「未熟な若者が周りに支えられ、成長する物語」として見るものなのかが、いまいちわかりづらいんですよね。暴走する大吾を先輩達が指導して行く話なのかと思ったら、内山理名なんて先週と打って変わっていきなり味方しちゃってるし(何がきっかけでそうなったのか不明)、「大吾」なんて呼んでるし、鹿賀丈史も厳しいんだか優しいんだか良くわからないし。つーか塚本君の出番が少なすぎるんだよ!!!(これが一番言いたかった)とりあえず良くなる事を願ってもう少し見続けますが、これ、逆に漫画読んだ方がまだ楽しめるかもしれない。「動物のお医者さん」なんかもそうだったけど、原作知ってると脳内補完して見られるんだよね。


ところでこのオッサン、「マンラブ」のよしおちゃんですか?