#2「多摩の誇りとは」

近藤勇の実家、調布が舞台の第二話。今回初めて出てきたのが、小日向文世浅田美代子中村獅童小野武彦阿南健治栗塚旭といった人達。うわ、出演者がまんまHRだよ!でもHRより面白かった。大河としてはどうなのかわかりませんが、私は良かったな。一話では「あの『沙粧妙子』『ドク』『未成年』で天才少年と言われた頃の彼は何処へ…」と遠い目になってしまった慎吾ちゃん、初めて人を斬ってしまうシーンは、表情も良かったし、アクションも迫力あった!

その後の芝居もなかなかで、ちょっと見直しました。ただ近藤勇が優しすぎるというか、軟弱っぽいのが気になるんですが、これから追々変わって行くんでしょうか。

中村獅童はもしかして今回だけのゲストなのかな?コントかよってぐらいのヘタレ男っぷりに拍手。そしてここで初めての出会いとなる、永倉新八山口智充)と原田左之介(山本太郎)。ぐっさんはもう役者一本でやっててもいいんじゃないかな。顔も濃い二枚目だし声もいいし、日本人でああいうガッチリマッチョ体型の人って珍しいから、脇役としての需要はかなりあると思うのね。それにしても「今年で19になります。」には、声出して爆笑しちゃいました。そういう無理な年齢設定、大河にはありがちな事なんだけど、三谷さん逆手に取ってギャグにしちゃったのね。

ぐっさん、木更津では高一の役もやってたぞ。

山本太郎はあまりにハマリ役すぎて、ちと新鮮味がなかったかも。

あと沢口靖子のおみつは、一体何歳の役なんでしょう。総司の姉ってのも無理があったのに、更にその下にも小さい弟がいるんだ!ひえー。勇の恋の相手ってのもなあ。相変わらず綺麗だけど、さすがにちょっと老けたよね。でも彼女より浅田美代子の方がずっと衝撃的だった…。普段は若作りしてるから気づかなかったけど、日本髪にしちゃうと全部丸わかりなのね!あー怖い怖い。

先週勇と歳三が拾ったワインのコルク、ちょっと伏線ぽくないですか?死ぬときに出てきたりしたら、泣けそうだなあ(映画「野菊の墓」におけるリンドウの押し花のごとく←古い)。あとね、またサブタイトルの事を考えてたら、一つ気づいちゃったんです!「黒船が来た」→「多摩の誇りとは」→「母は家出する」(来週)…ってこれ、しりとりになってない!?的はずれだったら恥ずかしいけど、三谷さんだもん、きっとそうに違いない!ちょっとこれ発見した時は、我ながらすげえ!と喜んじゃいましたよ。ってもしかしてこれ、公表されてたりする?→しりとり説はどうやら私の早とちりだったようです…失礼しやした。


三谷さんは「近藤勇は口にゲンコツが入った」ってネタが好きなのねえ。

薬売りの「ひも爺」(この名前もどうよ)が、時代劇での「セコイ悪役NO.1」こと江幡高志さんで笑った。そういえば「みんなのいえ」にも出てたな。

かつて土方歳三役で大人気だった(らしい)、栗塚旭さんが歳三の兄役で出演。三谷さんのたっての希望だそうです。さすがに重厚な演技で、「ああ、大河なんだ…」って思い出させてくれました。