#2「目撃者」

相変わらず映像は素晴らしいです。松雪さんの故郷のあの湾(?)、なんであんな青い色してるんだろう。ディレクターが必死で見つけてきたんでしょうねえ。崖も良かったですよね。崖評論家のみうらじゅんが太鼓判押しそう。ただやっぱストーリーがなあ…。元々松本清張の小説の方は、犯人を推理しながら読み進めて行くものなので、最初から犯人がわかちゃってるとなると、謎解きの部分が使えないから難しいよね。後で犯人の決め手となる為に仕方ないんだけど、和賀ちゃん、そりゃあ迂闊でしょう!てのが多すぎ。あと和賀ちゃん、仕事はいつしてるんだろう。和賀ちゃん、というか中居君、やたらと目をキョロキョロさせる演技は止めてください。笑ってしまいます。

あと松雪さんの方もねえ、市村正親さんの降板騒動、いくらなんでも無理がないか?あれってほんとにあの若い後輩が気に入ったからってだけなの?だったら次の公演で主役にすりゃあいいじゃん。経験の浅い子をいきなり主役にしちゃうなんて(市村さんは彼女の芝居を見て惚れた訳じゃない)、そっちの方がよっぽどリスク大きいと思うんだけどなあ。それで松雪さんに「理由は若くないからだ!」とか「女優辞めて衣装係になれ」とか、大映テレビのいじめ役ですか?ってぐらい陳腐なんですけど…。いや、これには実は裏があるってんなら、いいんですけどね。

このストーリー展開の甘さといい、相変わらずいい味出しすぎのテロップといい、このドラマは中高年層狙いなんでしょうか。多分来週は演出が金子文紀さん(言わずと知れた木更津キャッツアイの監督!)になると思うので、どう変わるのか見モノですね。うーん、なんだかんだ言って、これからどうなるのかが気になって見てしまうかも…。