#6「永遠という名の光」

ネット上でも皆「素晴らしい!」と大絶賛だった先週に引き続いての第6話。個人的には今回はやや不振かなと。演出佐藤さんじゃなかったしなあ。あと陣内さんのオカマが、どうにもオカマに見えなくて。シリアスになってるとこと笑わせるとこの演技の切り替えが、いまいちうまくなかったような。その辺、長瀬君と香川さんは、間の取り方とか絶妙なんだけどねー。


「二人きりになっちゃいましたね。」と唇をとがらせながら、突然迫ってくる豆知識さん。でももちろん彼はそんな気サラサラないわけで。これなんかも、深キョンがもうちょっとオーバーリアクションしてくれると、もっと笑えると思うんだけどなあ。この二人の掛け合いギャグが結構多いのに、せっかくの香川さんの演技を、深キョンが全部殺してしまってる気がしてしょうがない。ツッコミ役なんだから頑張って!


ゲイバーにハマる女は、コンプレックスが強い。女ってだけで、優越感が得られるから。おばちゃんにおネエ系タレントが人気あるのも、そういう理由かららしい。それは知ってたけど、おネエさん達はちゃんとそういう女を持ちあげてくれたりするんだね。女の客も大切にしてくれるんだ。へえ。「プライドを捨てられるのもプライドなのよ。プロならばね。」今回のキーワードですな。


すんごい長かったよね…。お仕事とは言えご苦労様です。


このピンを見て、豆知識さんは「僕とゆかりだ。」、玲子は「あたしとお姉ちゃん。」とつぶやく。ハジメは「俺と俺だ。」「俺と俺で、ゆかりとゆかりだ。」自分とゆかりが似てるって事に、だんだん確信持って来たみたい。でもその一方で、「俺はゆかりみたいに負けてはいない!」と、認めたくない気持ちも強く…。


また一匹、金魚が死んじゃった。まさか、ハジメの死へのカウントダウン?


照明デザイナー戸田恵子)と出会って、例によって速攻魅了され、翌日仕事を辞めて弟子入りしたゆかり。ところがゆかりがこだわった蛍光灯は、無難なものを好むクライアントには受け入れられず…。


「最終テスト」として、蛍光灯抜きという条件で、江ノ電のライトアップを任されたゆかり。その出来のショボさに、クビにされてしまった。ところがその江ノ電を見た豆知識さんが、何かに気づいた!


なんと電車の屋根に、蛍光灯で「ETERNITY!」という文字が。「ゆかりの光だ。誰にも気づかれなくても、誰にも見られなくても、ゆかりの意地は走り続ける。今も、明日も、永遠に。」と涙ぐむ豆知識さん。「いい光だ。早まったかな、クビ。」と戸田さん。ところがハジメは、「見えないものは存在しない。ゆかりはプロじゃない。ただの自己満足だよ。金を取って客に見せる、それがプロだ。」と反論する。自分に言い聞かせるようにね。ゆかりの苦しみは、ハジメの苦しみ。彼女を知るたびに、見ないフリしてきた自分の暗部がさらけ出されて行く…。う…。これ、ほんとつらいんですけど…。


そして「プロのプライド」の為、代役の仕事を断ったハジメは、子供達の前で(ちゃんとお金を徴収して!)、「とんち体操」を踊る。そして、「俺の明日は…なんだ?」と考え込んでしまうのだった。しかしとんち体操って、そんなにメジャーだったんだ?「お魚天国」とか「だんご三兄弟」みたいなもんだったのかしら。「からす」のとんちで、豆知識さんが真剣に考えたり、答えに「なるほど!」ってやたら感心してるのが面白かった。