#19「嘘だ!真実の叫び」

このドラマはいつもサブタイトルが簡潔なのに、今回みたいなのは珍しいね。ま、それはともかく…。関口弁護士、やっと裁判の争点を変えました。だから私は最初から変だと思ってたのよ!あのいけ好かない弁当屋が怒ってるのは、医療ミスかどうかって事じゃないでしょう。財前の態度が気にくわなかった、それだけなんだってば。それなのに延々とんちんかんな裁判やってて、こんなんじゃ財前が勝つに決まってるじゃんって思ってた。ほんとに有能な弁護士なのかい?しかし問題がきちんと手術の説明をしていなかったって事となると、これはますます里見の責任も問われるべきなんじゃ…。里見だって手術勧めてたやん!「財前先生なら大丈夫」って言ってたやん!何一人で正義ヅラして、原告側でノホホンとしてんのよ。あんたも被告側じゃ!ついでに東教授が「病院長辞める」って証言して、「私のせいでお父様が…」なんて落ち込んでる佐枝子、その前に里見一家も同じ目に遭わせてる事を忘れないように。

原作が古いので仕方ないけど、やっぱこんなの、今じゃありえないよ。私も手術したばっかですけど、最初に人間ドッグ受けた病院の先生も、手術した病院の先生も、そりゃあくどいぐらい、何回も「ほんとに手術するんですね。いいんですね?」って確認して来たよ。もちろん「手術をするのが最善だと思います。」とは言ったけど、「でもどうしても嫌だと言うなら、強制はしません。」て。手術自体だけじゃなく、点滴でも注射でも麻酔でも、何でもいちいち事前に説明がありました。ほんの少しでも確率があれば、「こういう可能性もありますので、了承しておいて下さい。」と念押しされました。今じゃそれが当たり前なんだよね。浪速大って関西NO.1の医大なんでしょ?だったらあんないい加減なのは、絶対あり得ないよなあ。まあドラマだから、仕方ないけどねえ。

で、なにげにベッカムヘアの船尾教授とか、又一の「ひげ剃れや」とか、料亭での鵜飼教授のねちっこい喋りとか、色々見どころはあったんですが、最後にまたあいつがやってくれたよ!なんなんだよきのこ、毎回おいしすぎ!


「がーん!!財前教授が僕のせいにしてる!!!」


本日のプルプルタイム、スタート!!


キマったーっ!!瞳孔開いたーっ!!「今の証言は嘘です!!」


こんなに何回も羽交い締めにされる人って珍しいよね。今回突き飛ばされたのは、竹内君でしたが。