#6「あなたを思いきり抱きしめたい…心の中で」

うわー、今回は今までで一番泣いてしまったかもしれない…。なんでだろう。先週の予告で光君が無事なのはわかっていたので、そっちの心配はしないで済んだけど、見つかった後が大変だったのね。心配して心配して、無事見つかって嬉しくて、ほんとは思い切り光君を抱きしめたいのに、パニックを起こしたらいけないから、里緒先生に「もし私が駆け寄りそうになったら、止めてください。」と頼む幸子。それに対し、「私も駆け寄りそうになるかもしれないので、そしたら羽交い締めにしてください。」と返す里緒先生。こういう、ところどころクスっと笑えるセリフがあるのが凄くいい。逆に余計泣けちゃうんだよね。じっと耐えて、静かに「おかえり」と言う篠原涼子の泣き笑いの表情が、ほんと素晴らしかった。

そして次の日、迷惑を掛けた人達の所へ校長が行こうとすると、お母さんが直接謝りに行くべきだと言う里緒先生。もちろん「一人で不安だったら、言って下さいね。」とフォローも忘れずに。今までは周りの人の反応が、(萌ちゃんの父親のように)あまりにもわかりやすい「敵」って感じだったのが、今回の淡路恵子なんかは、こういう人いるだろうなってリアリティありましたね。私もこのドラマ見るまで、ほんとに何も知らなかったし、ああいう反応してたかもしれない。最初はこれ重そうでやだなあと思っていたけど、今は自閉症について少しでも知る事ができて、ほんと見て良かったと思ってます。

実は今回一番泣けてしまったのが、何を隠そう「シェー!」なんですよね…。予告で高橋恵子の衝撃シーンを見た時は、まさかこれで泣くなんて、思いもしなかった。だって光君の笑顔、めっちゃかわいいんだもん!まさに「クララが立った!」ですよ。ま、高橋恵子は光君もいないのに、あそこまでやる必要なかったんですけどね…。んで最後、桜先生の「シェー!」には無反応で、里緒先生が「あーもうブームは去りましたね。終わりです。」と冷たく言うと、光君も「おわりです。」。かわいいいいい!!いや、光君もすんごいかわいいんだけどね、何なの、このドラマの武田真治ったら!(え?)真面目なドラマなのにいきなり萌え話で申し訳ないんですけど、感動しつつもあたしゃ真治に、未だかつてない愛を感じちゃって大変ですよ!ドン臭くて弱虫だけど、「お母さんは離れていても、心の中でちゃんと抱きしめているんだよ。」なんていいセリフも言うとこが素敵。里緒先生が異動するみたいな展開になって、そこでガツンと男らしいとこなんて見せられちゃったら、間違いなく私、ノックダウンしちゃうと思います。ほんと弱いんだ、「ヘタレの見せる意外な男っぽさ」ってやつに。