「トップランナー」妻夫木聡

本格的トーク番組、そしてNHK初出演(多分)ということで、たっぷり話が聞ける!という期待と、またぶっちゃけすぎてイメージダウンしないでしょうね…という不安を抱きつつ、しっかり見させていただきました。武田真治本上まなみ司会になってから初めて見たんですけど、意外とちゃんと司会できてましたね。前任の田辺誠一があまりにもダメダメだったんで、武田君もどうなの?って思ってたんですが。一応ホリプロの先輩って事で、いきなりしょっぱなから「先輩なんて関係ねえや、自分一人の力でここまで築いて来た、って思ってるでしょ?」とか軽くジャブを。やっぱ後輩が華々しく活躍してたら、嫉妬とかするのかな…。でもその後「『御法度』の殺陣、武田さんが一番かっこよかったです。」と誉められて、機嫌良くなってたようだ。単純な真治…。熱弁ふるってる途中で思い切り噛んだり、堂々としてる後輩よりよっぽどかわゆかった武田君だけども、なかなかいい事言ってくれましたよ。「妻夫木君だと、青春ドラマが過剰に痛々しくなりすぎない、そこがいい。」みたいな。まあ要はキャラが湿っぽくない、カラっとしてるって事なんだろうけど、こういう表現は今までされた事なかったと思うんで、へえ、と思いました。

でも新しい発見はそれぐらいかなー。オーディションの話とか、デビュー作の出来があまりにひどくて、人生初めての挫折を味わったとか、私のようなディープヲタは38回ぐらい聞いた事あるような話ばっかりでした。まあ妻夫木君をよく知らない人への紹介番組だからね。実際素の彼を見たことない人だったら、絶対「イメージ違う〜!」って思ったでしょう。ほんとサバサバして男っぽいし、自信満々で人の目をまっすぐ見て話すしね。ヘタレっぽく思われてるけど、この人実はキムタクとかお塩先生とかと近い性格ですよ。私も最初は「こんな俺様キャラなのか…」ってちょっと引いたけど、今じゃ慣れちゃった。元々顔が好きなんで、性格なんてどうでもいいのよ(ってそこまでヤな奴じゃないけど)。一番冷や冷やしてた暴言関係は、スケジュールがきつい事に対しての、「ホリプロに火つけてやろうかと思った。」とか、「かわいい子がたくさんいる高校って聞いてたのに、入学したら俺らの学年は全然いなかった。」ぐらいですかねー。後者は本上まなみにも「引きますよー!」とか激しく反応されてたけど、こういう時絶対「ごめんなさいやっぱそんな事ないです。」なんて翻さないのが妻夫木君。あくまでも「ブサイクしかいなかった!」と断言し続けるのでした。こういうとこが、「正直すぎて芸能界やってけないよ」と言われちゃうんだろな。

武田真治が徐々に好感上がってたような気がしたのとは逆に、本上まなみは、最初は「今日は若いイケメンだわ!」って感じで嬉しそうだったのが、最後の楽屋訪問では「いつも持ち歩いてるのは歯ブラシ」という妻夫木君に、「また、そんな爽やかぶっちゃって!」みたいに毒吐いてましたね。彼女も勝手に好青年イメージ抱いてて、失望したのかしら…。見逃した方、8日(木)24:00から再放送があるようなので、今度こそチェック忘れずに。あと7日(水)はマシューTVですよ!

報道ステーションマシューTVの感想は、はてなダイアリーこちら)に書きました。