#27#28#29

赤い衝撃 DVD BOX

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皆さんお疲れさまでした!とうとう最終回を迎えました。我ながら、最後まで見続けるとは凄い。前回までで百恵はすっかり歩けるようになってしまい、ラスト三回はほとんど静夫が主役状態でした。やはりこのドラマは、中条静夫のものだったのです!

27話「母と娘のさすらいの旅」
・裕之が預けたスーツケース、隼人にさっさと奪われる。だからそんな大事なものを、そんなとこに置いておくなって…。
・裕之、隼人に釣り人のコスプレをさせ、証拠品を奪還。尾行していた友和を巻き、静夫の元へ。
・裕之に5000万渡してさっさと手を切ろうとする静夫。裕之、怒りの花瓶攻撃!静夫が倒れたー!
・看病しながら寝込んでしまった光子を起こさないように、そっと家を抜け出す静夫。うう、優しいよぉ〜静夫!つーか光子は熟睡しすぎだろ。
・なんと静夫は、生まれ故郷の高知に旅立ったのだ!いきなり家出して心配かけるとことか、その割に行き先がわかりやすいとことか、血は繋がってないとはいえ、百恵とそっくり。
・即四国に着いてる光子と百恵。光子はここへ来るのは初めてなのに、静夫に何回も話を聞かされていたので、生家の場所もすぐわかりました。んなアホな。それ以上に不可解なのが、後を追ってきた友和も、まっすぐその家にたどり着いてる事だ。
・もちろんそこで静夫とばったり。彼のおしん並に貧乏だった、幼少時代の話を聞きます。12歳で天涯孤独となり、その後全国を転々としたそうですよ。泣けるぅ〜。
・自首する決意をした静夫、「今夜は親子三人で最後の晩餐だ!」と旅館へ。友和は今夜は見逃す事に(だからダメなんだよ!)。
・ご機嫌な静夫、光子に三味線弾かせて、久しぶりの阿波踊りキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! もちろん百恵も参戦!
・これで終わりかと思いきや、今度は「お前(光子)踊れ!ワシが歌おう。」と、「よさこい」キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 静夫が、静夫が、「とんちちつんつん♪」って。
・「風呂に入ってくる」と静夫。ところがそのまま旅館を抜け出し…。ええっ?自殺するのぉ?

28話「流せ熱い涙 心ゆくまで」
・静夫がいない事に気づいた光子、百恵・友和と三人で、夜の海を探し回る。
・父親が激突して死んだという岩場に行ってみると(なぜかいきなり明るくなってる)、砂浜にあの素敵なストライプの上着と靴が!そして船をこいでる静夫!死ぬのに何時間かかってんだ!
・友和、海へ飛び込み、あっという間に船に追いつく。海に落ちる静夫、泳ぎながら殴る友和。
・髪が乱れ、メガネのない静夫も素敵☆百恵に説得され、「そうか、ワシはそんなに皆に愛されていたのか…」と、いきなり改心。
・そこで友和も、唐突に「俺はあんたが好きだ。」と告白。いや、親子だってのはわかってんですけどね、まるで恋人への告白のようで…。
高知県警のパトカー、裕之、隼人が続々集結。裕之と話がしたいという静夫に、友和はパトカーを帰らせてしまい、人気のない崖っぷちへ。だからー、なんでそんなとこ行くの!
・当然隼人がライフルで狙って来ます。しかしまたしても静夫には当たらず、まず友和が足を撃たれ、なんと静夫を庇った裕之が、腹に何発も撃ち込まれてしまいます。隼人はこれだけチャンスがありながら、結局静夫を殺せなかったわけですが…。
・足を撃たれたはずの友和、全速力で隼人を追いかけ、殴り、逮捕。
・裕之、実の娘の百恵に看取られながら、高知の病院で死亡。手術後酸素マスクも、点滴もついていないし、危なくなっても百恵は医者を呼ばないし、酷い扱いです。てか彼が死んだのは友和のせいでは?
・とうとう静夫、友和に手錠をかけられる。そして徒歩で去って行くのですが、どこへ向かってるのでしょう?
・静夫の逮捕は、新聞で大きく報道された…って、あの印刷機が回ってる映像の上に、テロップで見出しが出るのって、懐かしいですね。
・高廣の墓参りで、ばったり会う洋子&百恵親子。相変わらずむかつく洋子に、百恵は「競技会が終わったら、友和と別れる」と決意を告げる。
・大山家崩壊に、案外のんきな皆さん。ただ一人騒いでる知佐子姉でした。てかまだ裁判も始まってないのに、いきなり財産全部差し押さえなんて、ありえなくない?

29話「愛よ走れ!」(最終回)
・和服でレジ打ちする光子、駐車場の料金所?で働く志郎、そして喫茶店のウエイトレスに応募するも、「うちは若い子しか取らない」と不採用になる知佐子姉!オチに使われてるよ!つーかお嬢様なのに、ウエイトレスはないんじゃないの。知佐子姉って自分の貯金とか持ってなかったのかね。
・競技会に向けて、猛特訓する百恵。ブルマ満載!
・爺さんの家に、「ただいま」と帰ってくる久之兄。知佐子姉が水商売に走ったそうです。この姉弟、他に頼る親戚とか知り合いとかいないんですかね…。元は大金持ちなのに。
・「あけみちゃん」として働く知佐子姉キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!  化粧が濃いよ、知佐子…。オヤジのセクハラに、怒って飛び出しちゃいます。さすがお嬢様。
・そこへ声をかけてきた怪しげな男。ホイホイついてっちゃう知佐子姉。実は悪い奴で、すぐ女を売り飛ばしちゃうんですって!って、知佐子姉は売れるの…か?
・タイミング良く百恵登場、連れ帰そうとしますが、知佐子姉、男の車に乗って行ってしまいます。しつこく追いかける百恵。今まで散々「死ねばいい」とか言ってたくせに、知佐子姉、車を止めて百恵に駆け寄ります。はい、改心終了。
・競技会に向けて、またまた猛特訓の百恵。走るシーンでは微妙に早回し映像に…。友和を安心させる為、何としても以前のタイムを出したい百恵ですが、コーチにはあっさり「無理だ」と言われ、また落ち込みます。いや、普通に考えて無理だと思うよ。
・練習を見に来る久之兄とみどり。ん?この二人なんかいい雰囲気?と思ったら、全然そんな説明はありませんでしたが、なんかそんな感じだったよねえ。
・最後までしぶといラスボス洋子、静夫が「あの二人を結婚させてやってくれ」と必死の説得!静夫なんていい奴!
・百恵、早回しでタイムが上がり、競技会に出られる事になりました!その前夜、鯛のおかしら付きで前祝い。あれ?知佐子姉がいる!ニコニコ笑ってるぅー!すっかりいい人に…。
・そして競技会当日。知佐子姉また大内順子サングラスだ!みんな来てます。
・章の粋な計らいで、静夫も競技会へ。つーか手錠まではずしちゃって、いいんですか?静夫も大声で「うさぎー!」と怒鳴ったりして、あなた逮捕されたって散々報道されてんですから、もう少し自粛していただかないと…。
・いよいよスタート!しかし百恵、途中で転倒!友和や静夫の励ましで、なんとか最後までゴールする百恵。完全に協議会を私物化している大山家の皆さんです。
・さてここで、最後まで頑固だった洋子が、やっと、やっと折れました。大団円です。
・友和にお姫様だっこされた百恵、「グランドのテープは切れなくても、人生のテープは切れるから。」と名言を吐く。
・そして仲良く「ジョッキング」している二人、でEND。うーん、ほんとにめでたしめでたし、なのか?これ。

長くなってすいません。最後に「心に残る静夫のセリフベスト5」を発表して終わりたいと思います。

5位「新田のせがれ」…秀夫が自分の息子と発覚するまでは、ずっとこの呼び方でした。
4位「お前はだまっとれぃ!」…知佐子姉に対して毎回発せられた言葉。「お前は今日から女中部屋に行け!」も良かった。
3位「ワシの国四国では、どんぶり飯をもりもり食べる奴が出世する。」…結構初めの方から、静夫が四国の漁師出身という話はちょくちょく出てたんですよね。
2位「お前はいつまで経っても馬鹿な踊りの師匠だ!」…後に発覚した話では、光子が踊りの師匠をやってたのは、ほんの短い間だけだったようなのですが、結婚してからも稽古は続けてたんですかね。
1位「ワシのウサギ」…やはりこのドラマの一番の見どころは、静夫の百恵に対する深い愛情ですよ。これがあればこそ、「根はいい人なんだよね…」ってこっちも思えるわけで。うまいキャラ作りでした。

*2005年にTBSでリメイクされた赤いシリーズのレビューはこちら