三谷さんの今週のコラム!

山南さん関連で別のエントリーを書きかけていたのだけど、今週の「三谷幸喜のありふれた生活」(朝日新聞)が最高だったので、とりあえず速報。実は先週、山南さんの事に触れてくれるかな?と期待していたのだけど、全然関係ない奥さんの話題で、少しガッカリしていたのです。鴨暗殺の時も、池田屋の時も、放映前のコラムはその話題だったのに。しかし今これを読んで、なるほどと納得。ドラマのネタバレになる部分があるので、放映後に回したんですね。

要約ですが、前半は山南さんと堺さんに関する話。当初山南のイメージを掴みかねていたけど、堺さんの演技を見て、初めて納得できた。山南は、日本大学芸術学部(三谷さんの母校)出身者で作った劇団に、一人だけ早稲田大学の演劇研究会(堺さんがかつて在籍)から参加したような男。と、この辺は既に色々なところで三谷さんが語っていた内容で、特に目新しい事はないかな(山南さんは隊士の中でファンレターの数NO.1というのは初耳か)。

で、後半は長く同じ役をやっていると、自分と役との境目がなくなってくる、という話で、これが凄かった。収録後の飲み会で、酔った八嶋さんが。「山南さんが切腹した後で、局長と副長が泣いていたけど、俺はどうかと思ったね。泣くんだったら、初めから切腹なんかさせんなよっ」と発言。すると山本耕史君が、「俺は何と言われてもいいが、局長のことを悪く言う奴は許せねえっ」と突っかかり、一触即発状態に。慌てた総司と平助が、別室で飲んでいた近藤局長と源さんを呼びに行き、局長が「ここは俺に免じて収めてくれ!」と二人の間に入って叫んだ、という…。

三谷さんも「ちょっと出来すぎ」と書いている通り、慎吾ちゃんのセリフは、本当に言ったとしたら、ふざけてたんでしょうね。八嶋さんも恐らく冗談半分。でも多分、山本君は本気だったと思われ…。


*以前コラムを要約して載せたところ、内容を誤解されたままどんどん転載されてしまった苦い経験があるのですが、この要約も私の主観が入ってますんで、気になる方はきちんと原文を読まれた方がよろしいかと。恐らく2ch大河ドラマ板あたりに行けば、スキャン画像とか落ちてると思いますよ。