独断と偏見で選ぶ、山南さん名場面ベスト5

ベスト10にしようかと思いましたが、細かくなりすぎるので、とりあえず5つで。

第5位「襲名披露後の宴会で、芸者に時勢を説き、逃げられる山南さん」(7話「祝四代目襲名」)
 あの時は普通に笑ってましたが、のちにこれが明里との場面で生きてくるとは…。

第4位「伝通院で張り切って門番に掛け合うが、全く相手にされず戻って来て、目を泳がせながら『結構、ごたついてるようですね…。』と言う山南さん」(10話「いよいよ浪士組」)

 「空回りキャラ」がすっかり定着した頃でしょうか。

第3位「『私の実家では、納豆に砂糖を入れてました。』と言って、総司に『信じらんなーい!』と言われる山南さん」(8話「どうなる日本」)

 総司だけでなく皆から総攻撃を受けてました。ぼそっと「そんなに、変かなあ…」とか言ってましたっけ。

第2位「襲名披露試合で総司に敗れ、ものすごい三日月目でニッコリする山南さん」(7話「祝四代目襲名」)

 スタパで藤原君も好きな場面に挙げていた所。私もこの顔で惚れてしまった…。

第1位「『採用です!!』」(20話「鴨を酔わすな」)
 普段は温厚なのに、たまに大声出して驚かすのがクセ?ここはほんと爆笑したなあ。


とまあ、これは笑えたとこばっかりなんですけど、33話はもう最初から最後まで全部名場面ですよね。その中でも特に、と挙げるなら、つらいけど切腹の場面かな。明里との格子戸とか、土方の号泣とかも泣けたんですが、私が一番ぐわーっと来たのがあれなんですよ。あそこはお芝居を観ている事を忘れて、ほんとにこの人死んじゃう!って思ったくらい、迫力があった。堺さんが「あそこは切腹の作法を間違えないように、という事だけを考えてました。多分山南さんもそう思ってただろうから。」と言っていたのに、激しく同意。もう意地になって「これが正しい武士のやり方だ!」というのを、貫こうとしてましたもんね。普通切腹もちょっと刀を当てるだけというのが多かったらしいのに、「声を掛けるまで待て」と言って、きちんと腹を斬って。あそこは堺さんも渾身の演技だったと思います。介錯する総司も、見守っているみんなの顔も本気でした。