#10「人間たちの明日」

人間の証明 DVD-BOX

人間の証明 DVD-BOX

うーーーーーーーーん…。せっかく途中から面白くなって来てたのになあ。ちょっとがっくし。全部セリフやモノローグや字幕で説明されちゃいましたよ。やはり回数短縮されちゃったんですかね?ちょっとヤケクソ気味にも感じてしまいました。それにしてももうちょっとどうにかならなかったんでしょうか。郡恭子と棟居の対決も、もっとじっくり見せて欲しかった。彼女があそこで「落ちた」理由も、いまいち良くわからなかったし、実の子供を殺して平気でいられるほどになった経緯も、さほど変わったもんじゃなかったし、棟居の過去への決着とか、恭子と翔平の関係とかも、全部中途半端なまま終わってしまった。

唯一良かったのが、緒方さんが津嘉山さんに吠えるとこかな。あそこはぐっと来た。でも緒方さん、「ブラックジャックによろしく」の時から気になってたんだけど、やっぱり喋り方がちょっと変。入れ歯にしたのかなあ?オヤジコンビは結局あのまま別れちゃったのね。杜夫が松葉杖になって、マジックハンド借りてたのが笑った。あれ絶対狙ってるでしょ。ジョニーが殺されるシーンは泣き所のはずなのに、やっぱり最後まで入り込めなかったよー。池内君、最終回は英語頑張っていたんだけどね。うーん、ほんと惜しいなあ。このドラマ、竹野内君もめちゃ格好良くて見直しましたが、目も鼻も赤くならず、鼻水も出ず、顔も崩さず、無茶苦茶嘘臭い綺麗な涙をすーっと流す松坂さんの「ザ・女優」っぷりに、最後まで魅せられました。この人基本的にそれほど演技派ではないので、こういう嘘くさい役の方が合ってるんだろうね。