「新選組!」DVD発売決定

って今更何言ってんだよですね。もう皆さんご存じだとは思うんですが、とうとう決定しました。amazonでももう予約受け付けています。↓


新選組 ! 完全版 第壱集 DVD-BOX 2005/02/25発売予定
【収録話】
第一巻(片面二層・2枚組)
DISC.1 第1回〜第4回収録/DISC.2 第5回〜第8回収録
第二巻(片面二層・2枚組)
DISC.3 第9回〜第12回収録/DISC.4 第13回〜第16回収録
第三巻(片面二層・2枚組)
DISC.5 第17回〜第20回収録/DISC.6 第21回〜第24回収録
第四巻(片面二層・1枚)
DISC.7 第25回〜第27回収録
【映像特典(予定)】※変更の可能性があります。
NHKにて放送されたメイキング番組「大河ドラマ新選組!”魅力のすべて(25分番組)」収録
●各巻に「新選組を行く(一部)」を収録
●プレマップ収録
●解説書封入


新選組 ! 完全版 第弐集 DVD-BOX 2005/04/22発売予定
第28回〜第49回までの後半を収録した6枚組。詳細は未定。


…というわけで、前半録画を消してしまった私は、当然第壱集は買い。で、問題は第弐集なんですが、私と同じように、後半はちゃんと録画してたって人多いと思うんですよ。だからきっと、弐集の特典映像は、もっと購買意欲をそそるもの(未公開映像とか?)になるのでは、とふんでます。ま、結局両方買うんだろうなあ。

でー、DVD発売記念に(?)、今更ながら私は声を大にして言いたい!もう大分前から感じていたんです。「新選組!木更津キャッツアイは似ている」と。いや、すいません。「単に両方お前が好きだってだけじゃん!」と言われるかもしれませんが、番組終盤でのこの空気、妙に2002年の冬を思い出すんですよ。以下、思いついたこの二つのドラマの共通点。

まず作品自体(そもそも三谷さんとクドカンの作風が似てるのですが)については、
・若い男性の友情を描いた群像劇である
・基本的に落ちこぼれ、劣等生達の話である
・小ネタ、伏線が至る所に
・ながら見ができない
・笑わせつつも、泣かせる話
・「死」が大きなテーマになっている
・端役に至るまでキャラが立っており、登場人物全てに愛着が湧く
・どんなに素のイメージが強い役者でも、役名で呼ぶようになる
・元々嫌いだった役者も、なぜか好きになってしまう
・もの凄くマイナーで無名な役者が、突如人気者になったりする
・単純な「悪い人」「いい人」がいない
・基本的に一話完結しながらも、各話の流れもちゃんとある

そして作品への反応という部分で、
・視聴率が悪い
・「ジャニーズ主演ドラマ」というだけで敬遠されがち
・テンポが良すぎるので年寄りには受けない
・しかし徐々に熱狂的なファンが増える
腐女子に人気
・局地的にネットで盛り上がる
・ロケ地(物語の舞台)詣でをするファン続出
・DVDが爆発的に売れる(予測)
・そんなに面白かったのか?と気付いた人達がDVDを見て、二次ブーム発生(予測)
・本放送時には全く評価しなかったマスコミも、手のひらを返したように「名作」扱い(予測)
・続編・映画化などの動き(予測)

…まあ後半は、「新選組!」に関してはあくまで「予測」ですけど、恐らくそうなると思いますよ。既にamazonでも、発売前から予約だけでランキング上位に入っているようですし。でね、私が一番「似てる」と思うのが、こないだ「弟」のレビューでもちらっと書いたんですけど、「スタッフやキャストがいかに番組を愛してるか」「視聴者の事より、まず自分達がいかに『このドラマサイコー!』と楽しんで作っているか」なんですよ。皆さんご存じのように、色んなところでキャストの仲の良さ、役への入り込み具合は語られてるし、三谷さんを始めスタッフも、ちゃんと手応えを感じながら、誇りを持って頑張ってるな、っていうのがビンビン伝わってくるし。

テレビドラマで作ってる側の「本気の愛」がここまで深いのって、なかなかお目にかかれないんですよね。そしてその愛情が、スタッフ、キャスト、視聴者と、みな同じくらい強いっていうのは、本当に幸せな作品なんだと思います。「新選組!」の場合は、一年という時間を掛けたからこそってのもありますね。三ヶ月で終わってたら、ここまで盛り上がってないと思うし。皆さんNHKに続編希望とか、熱心に要望出してるみたいですが、恐らく一番それを望んでるのがスタッフとキャストだと思うんで、こういうパターンは絶対実現率高いんじゃないかな。「冬ソナ」もあれだけしつこく引っ張ってるんだもん、一旦人気があるとわかれば、あとは「もういいよ!」ってくらい再放送もしてくれるかも。

<追記>
上でも書いてますが、この両作品のファンがここまでヒートアップするのは、「キャストに若いイケメンが多い」という事と切り離せないと思います。ぶっちゃけ、同じ内容でキャストがもっと華のない(婉曲した言い方)人達だったら、絶対みんなここまで熱狂してないでしょ?要は役者萌えなんですよ。(私も含めて)ほとんどの人は。そして元々その役者さんのファンで見始めた、というより、「最初は何とも思っていなかったのに、見ているうちにハマってしまった。」というのがキモで、「私が見つけた!」みたいな感じで、余計入り込みやすいんでしょうねー。

これは「木更津」と「マンハッタン」の、放送終了後のファンの引きの早さを比較して感じた事です。放送中はどちらも同じくらい盛り上がってた気がしてたんだけどなあ(ドラマ自体は、私は「マンハッタン」の方が好きだったりする)。木更津のあの映画化まで実現させたパワーっていうのは、結局岡田君なり櫻井君なり、役者個人の熱狂的ファンの働きが大きかったんだなあって。だって普通にドラマ見て「面白い」って思ってるだけの大人は、テレビ局にせっせとメールしたり、ファンサイト作ったり、ロケ地まで見に行ったりとかしないもんね。でもそういう人達のおかげで、テレビ局のお偉いさん達もやっと動いてくれたりするわけだから。というか他人事みたいに言ってるけど、私自身その一員だったり…しますよね。大人だけど…。