#9「サウダージ 崩壊と混乱」

ポルノグラフィティの曲は激しく合ってませんでしたが(その間ただ走り回ってるシーンだけってのも芸がない)、今週もいいセリフ満載でした。ちょっと手抜きっぽいですが、気になったところをいくつか。

美貴子「平気にしたの。だって、それが私のしたことでしょう?ずっと罪の意識を感じて生きるわけにもいかないじゃない?好きな人の前で。違う?」「それだけのことを私はやったの。あなたのお父様を苦しめたの。今更罪を感じて生きてますなんて、そんな甘えたこと言えないでしょ。」
路留「あなたは醜悪です。醜悪です。」
美貴子「そういって貰えて嬉しいわ。」

萌「路留さん、何か変わりましたね。分別くさくなりました。」
路留「昔は分別がなかったみたいに言わないでよ。」
萌「どうかしたんですか?…って聞かない方がいいですね。」
路留「別れてきたの。結婚は私には向かなかったみたい。」
萌「やっぱりそうですか。」
路留「やっぱり?」
萌「いや、体中からそういう決意みたいなものがみなぎってましたから。ドアの前に立ってた時。」

隆夫「いたのか。」
美貴子「生きてた?」
隆夫「みたいだね。」
美貴子「手術もうまく行ったようね。」
隆夫「心配、かけたね。」
美貴子「もう行かないとね。奥さん来るでしょ。」
隆夫「来てもいいぞ。来てもいい。」
美貴子「どうするのよ。」
隆夫「責任は取るさ。地獄に落ちるよ。」
美貴子「一緒には行きませんよ。お葬式にも出ませんよ。お墓だって行けませんから。」
隆夫「(頷く)」
美貴子「また会えるなんて思わなかった…。(泣く)」

逸子「今もよ、続いてるのよ。だってその人のところで倒れたんだもの。だからその女の人が、路留に連絡してくれたんだと思う。」
要「なんでですか?」
逸子「知らないけど。うちの人が路留に連絡するように言ってたんじゃない?路留だったら理解してくれるとでも思ったのかしらね。大人として見過ぎてたんだわ。おかげで路留は、とことん理解しちゃったのね。自分がやってることを。」「もちろん、あなたはうちの人なんかとは全然違いますよ。だってちゃんと、きちんと離婚はしてるんだし、路留とも結婚して下さったし。でもね、今の路留にとって同じ事だったんじゃない?その女の人のようにはなりたくないって思ったのか、私のようにはなりたくないと思ったのかは分からないけれども。それしかないでしょう、路留がいなくなった原因。」

萌「あなたが離婚した時も、路留さん来たんですよね、うちに。これでもうあの人に逢えなくなるって、今にも逢いたそうにして。その時の路留さんとは違ってました。恋愛は結婚したら終わりますもんね。後は諦めて一緒にいるか、居心地がいいかのどっちかじゃないですか。両方駄目なら一人に戻るしかないじゃないですか。」

要「あいつは人に簡単に寄りかかれるような人間じゃないんだ。何でもすぐ我慢して、諦めて、人の負担になる位なら、避けられた方が楽だと思う奴なんだよ。自分の事だけが好きになれない人間ばかり好きになって、自分が一番になるのが怖くて怯えているような人間なんだ。そういう人間だっているんだよ。だから俺は、あいつを一番にしようと思ったんだ。そうしたかったんだ、俺には無理だと思っても。一番にしたかったんだよ。」
東子「言っとくけどね、あんまり一番だ一番だって言われると、鬱陶しいだけだかんね。悪い癖だよ、要ちゃんの。そういうのがさ、不安になんのよ要ちゃんといると。要ちゃんが幸せにならなきゃ、意味ないんだかんね!自分が幸せになれるんだったら、今すぐその人のところに行きなさいよ。自分が幸せになること怖がってるの、要ちゃんじゃない!ちょっとでも不幸でいた方が楽だと思ってるの、要ちゃんでしょ?幸せになってよ。なりきってよ。そうじゃなきゃ、私も小南も、要ちゃんに気兼ねして幸せになんかなれません!チルチルミチルを確保しなさい、松ヶ谷要!ほら、ほら!」

来週は最終回って事で、どうやら要は路留とうまく収まりそうですね。東子は大きな仕事をもらって、小南と一緒に生きて行く、と。この三人の関係もさることながら、路留の両親と愛人の三角関係も、だんだん気になってきました。あの人が足が悪くなったのって、そういうことだったんだ…。中村久美がまた、トウの立った愛人役にぴったりなんだよなあ。あと今回ゲストだった山口紗弥加は、今後二十代後半になるにつれて、「主人公の女友達キャラ」として、篠原涼子とか永作博美みたいな存在になって行きそうな予感。