「スタジオパーク×2」「三谷さんコラム」

スタジオパークからこんにちは 小林隆
源さんですよー源さん!なんと昨夜、というより「ついさっきまで」忘年会やってたんですと。メンツは局長、副長、平助、尾関、鍬次郎、つねさん、深雪太夫、おまさちゃん、とスタッフ。優香も来てくれて良かったね、副長!その酒がまだ残っていたのか眠かったのか、それとも単に緊張していたのか、いっぱいいっぱいの源さんでした。でもそこが源さんらしくて良い。最初の頃の懐かしいVTRが流れて嬉しかったなあ。近藤さんも変わったけど、やっぱり総司が一番変化激しいかもね。

「同 沢口靖子
ほ、ほっせえ。もうちょっとふっくらした方がかわいいのにな。子供の頃からほんと美少女だよね。何で結婚しないのかしら。って私に言われたくないですよねすいません。また懐かしいVTR流れる。第一話?でこっそり近藤さんを殴るおみつさん、というシーンを見て、異様にウケてたけど何かツボだったんでしょうか。総集編の新録部分もちらっと流れましたね。はー、あれだけでもちょっと泣きそうになる…。日曜は万全の体制で臨まなくては。

三谷幸喜のありふれた生活」
今週はやはり「新選組!」最終回について。後半はTV誌でも語っていた、ラストシーンの解釈についてですね。三谷さんは、「トシ、(今まで有難う)」なのか「トシ、(これからのことを頼んだ)」なのか、と考えていたら、演じ終わった慎吾ちゃんが、「トシ、(次は一体何をしようか)」というのが浮かんだと言っていて、自分の想像を遙かに超えていた、という話。で、問題の(?)前半部分は、「演出家と意見が食い違う事もあった」「CGには違和感を覚える」「集団作業の難しさを痛感した」と、ちょっと愚痴めいたお言葉が。恐らく例の「源さんマトリックス」、相当反響があったんでしょうね。「ほぼ日」でも触れられていたし、三谷さん、これは援護射撃が多そうだと感じて、すかさず「あれは自分のせいじゃないよ」とアピールしたんでしょうか。

最終回から二週間近く経って改めて思うに、もちろん大好きだし凄くハマったけれども、「完璧!」と言えるドラマかどうかはまた別かなと。三谷作品の中でも、NO.1ではないかも。ドラマにおいて「脚本」「演出」「役者」という三つの大きな要素があるとすると、この作品で一番良かったのは、「役者」かもしれない。演技はもちろん、「ほぼ日」の永田さんが言う「単純に皆(見た目が)かっこいい」とか、スタパトークショーやTV誌での、出演者同士の仲の良さアピール、いかに皆役にハマり込んでいるかというアピールが、かなり効いたと思うんですよ。TV DREMA REVIEWというサイトでは、最後まで辛口評価だったけども、最終回の感想で、「スマステみたいな番組をもっと早く見ていれば、これほどキャストに難癖をつけることもなかった」とか言われてるぐらいですからね。もちろん魅力的なキャラを最初に作ったのは三谷さんだけど、一年もの長丁場となると、脚本家というよりは、役者さん自身が役を育てていったようなものではないかなと。今回は三谷さん、彼らに相当助けられたと思う。

で、逆に、コラムでも触れられていた演出の事なんですけど、これはどう考えても失敗の部類じゃないかなあ。別にディレクターに才能がないとかじゃなく、単純に三谷脚本と相性が悪かったと思う。それは初回を見た時点で凄く気になってて、多摩編のコメディタッチな部分が、どうも消化不良気味だった。後半話がシリアスになるにつれて、慣れもあったのかだんだん気にならなくはなったけどね。確か三谷さん春頃のコラムで「白い巨塔」の河野Dを絶賛してて、「彼だけは僕の脚本を完璧に演出してくれる」と、暗にNHKのD批判?みたいな事書いてたんだよね。ちょうどバッシングも酷かった時期だし、「出来が悪いのは俺のせいじゃない!」と言いたかったのかも。

でも逆に考えると、それでもこれだけ熱狂的人気を獲得した「新選組!」って、凄いですよね。やっぱり役者さん達の若さ、熱さ、それが視聴者にまで伝わって来たっていうのが、一番大きいような気がします。