「スジナシ 東京上陸SP」
- 出版社/メーカー: コロムビアミュージックエンタテインメント
- 発売日: 2005/07/27
- メディア: DVD
- 購入: 2人 クリック: 29回
- この商品を含むブログ (38件) を見る
当然鶴瓶は教師役、と思っていたら、いきなり妻夫木君、「オヤジ!」と先制攻撃。実は鶴瓶も教師ではなく、「定時制の同級生」という設定を考えていたらしいんですが、「オヤジ!」には面食らったようで、その後は終始妻夫木君ペース。「オヤジ」がキャバ嬢とつき合ってるとか、道玄坂で見かけたとか、次々攻撃されて、しどろもどろになる鶴瓶。いやー、見る前は大丈夫かな?と心配してたんですが、妻夫木君なかなかやりますな。つーか悪ブキ全開!この辺の黒いとこは、かなり地が出てたと思いますよ。一番凄かったのは、散々その「キャバ嬢」の話をしたとこで、さっきから見ていたエロ本(?)を突き出し、「ほら、この子でしょ?こんな事やってんだよ。オヤジ騙されてんだよ!」とやったところ。これには一本取られたわ。でもどうでもいいけど、(マシューの時といい)シモネタ好きなんだね…。しかも思考がかなりオヤジっぽくベタなんだね…。
鶴瓶もオタオタしながらも、「お母さん帰って来ないじゃないか!」と言われて、「外国人やから考え方違うんや。」と反撃したり。外人かよ!妻夫木君、下向いて必死に笑いこらえる。でもどうも前半飛ばしすぎて、途中でやや息切れ気味?後半は二人ともなかなかセリフが出てこない為、自然とベタでシリアスな展開に。鶴瓶が勝手に息子を「肩を壊した元エース」という設定にし、「手術受けてもう一回頑張れ」と励ます。そしてなんと妻夫木君、ほんとにウルウル涙ぐみ始めるのでした。ちょっともう新たな展開は出てこないかな?と思ったところでうまくジ・エンド。
終了後はクドカンと三人で、VTRを見ながらおさらいトーク。妻夫木君、爆笑してる顔がかわいすぎっ!ちなみに鶴瓶に対して結構タメ口気味だったのは、この二人が相当仲良しだからですよ。宇多田ヒカルじゃないんだから。仲良しだからこそ、ドラマでも遠慮なく突っ込んで行けたんだろうな。このトーク中にクドカンが、「でもこれ、ストーリーはメチャクチャですよね。脚本として出したら、絶対ボツですよ。」と言ったのに鶴瓶がブチ切れ、なんと今度は三人でドラマをやることに!クドカンはサンタの扮装で出てきましたが、鶴瓶がさっきのリベンジとばかりに一人でまくし立て、全く譲らなかったため、クドカンも戦意喪失って感じでグダグダで終わっちゃいました。大人げないなあ、もう。
これ、やっぱり舞台やってる俳優さんだと、かなり上手いだろうね。でも妻夫木君も予想以上に達者でしたよ。なかなかのもんです。そして何と言っても、悪い顔、ウルウル涙、そしてトークの時の全開笑顔と、妻夫木君のチャームポイント全てが見られたし、前髪も下ろしててルックス的にも最高だったので、ファンにはとてもおいしい番組でした。ごちそうさまでした。