「X'smap〜虎とライオンと五人の男」

X'smap ~虎とライオンと五人の男~ [DVD]

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オープニングの語りで、こりゃダメかな?と思ったんですが、ドラマ本編は予想以上に良かったです。こういうの好き!「下妻物語」は見よう見ようと思いつつまだ未見なんですけど、そういや今ひとつノレなかった「濱マイク」でも、この中島哲也監督の回(林家ペーパーが出た話)だけは好きだったんだよなあ。こういうアニメっぽいファンタジックな話で、ミュージカルまで入ってたりするのって、日本人だと結構キツいものがあるけど、セットなんかのコントラストキツめの色調と、凝ったCGのおかげで、全然抵抗なく見られました。

というかほとんどストーリーはあってないようなもんだったよね。絵本を見てる感覚で、ひたすらセットや小道具や衣装を楽しんでました。あの男の子達のボロルックや、ハナちゃんのベッドとか、無茶苦茶かわいかったなあ。そして豪華な脇役達!サダヲは扮装が凄すぎて、誰だかわからなくなってますよ…。あと女性陣が、優香がメガネイモ教師、木村多江がメガネ秘書、市川実日子がメガネメイド、西田尚美がうさ耳、松下奈緒ミニスカポリスと、マニア大喜び!みたいなコスプレ満載だったのも凄い。みんなそれぞれはまってたしね。そうそう、優香が歌ってた曲って、口パクですよね?優香ってあんな声なん?

最後の唐沢寿明タモリは、何で本編に絡まない話だったんでしょうね。面白かったけど。タモリのアイパッチ姿見るのって、20年ぶりぐらいかなあ…。うーむ、こうして見ると老けたねえ。ってなんかSMAPの話全然してないな。ドラマの雰囲気に一番とけ込んでたのは、吾郎ちゃんかな、という気がしました。メンバー同士が絡むとどうしてもスマスマのコントみたくなっちゃうから、このあまり接点のないキャスティングはなかなか良かったんじゃないかな。キムタクと慎吾ちゃんは、その点ちょっと不利だったかも。草なぎサンタのそりに巻き込まれるとこは、かなり楽しかったです。SMAPファンはあまり満足できなかったかもしれないけど、それは最後の歌で勘弁してくださいってことで…。個人的にはこれはいらなかったですけど。