「大化改新」
- 出版社/メーカー: ジェネオン エンタテインメント
- 発売日: 2005/05/25
- メディア: DVD
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って話がそれちゃいました。「大化改新」です。例によって歴史が大の苦手なので、史実についてはほとんどわからず状態で見ました。鎌足と入鹿が幼なじみという設定は独自のものらしいんですが、「新選組!」では散々「近藤と龍馬が友達なわけがない!」と叩かれたのに、恐らくこの年代まで行っちゃうと、あまり問題にされないんでしょうねえ。というかこれは「時代劇」というカテゴリでいいんでしょうか。衣装にしろ何にしろ、これってほんとに「日本」なの?という雰囲気。この頃はまだ、本当に大陸の文化の影響が大きかったんですねえ。朝鮮語だか中国語だかもかなり飛び交ってるし。
特に前編では、その辺りの衣装とか髪型とかアクセサリーとか、あとセットなんかも見てて楽しかったです。色合わせも独特なカラフルさだし、ポシェットみたいなカバンや靴もかわいくて!特に高島礼子の宝皇女は、豪華絢爛で素敵でした。あの入鹿への、「ハァ〜」っていうクロレッツみたいな息吹きかけって何だったんですかね?誘惑してるってこと?雨乞いの儀式もエクスタシー!って感じで色っぽかったです。男性陣だとやはり入鹿かな。小栗君の中大兄皇子もかっこよかった。位が高い人の方が、見てて楽しいよね。だからちょっと残念だったのが、岡田君。特に後編なんて、髪も髭も伸び放題で、それでいて服は薄手なもんだから、妙に頭が大きく体が華奢に見えちゃって。農業やってるようにはとても見えない…。乗馬シーンはめっさかっこよかったんだけどね。
で、肝心のドラマの方は、正直いまいち、という感じ。岡田君が「脚本が面白い」と言ってたから、期待してたんだけどなあ。「新選組!」の最初の方でも感じた不満(主人公が清廉潔白すぎる)がここでも…。あれは結局49話まで見て、「この近藤勇はこれで良かったんだ」って思えたけど、いかんせんこれだけじゃ短すぎるよね。なんだか鎌足が常に傍観者然としてるのが気になったなあ。周りがみんな私利私欲に走ってるのに、一人だけやたら客観的な感じで。なのでせっかくの岡田君が、いま一つ印象に残らなかった気がします。でもどうしても「新選組!」と比べてしまうんだけど、ふんだんにエキストラを使った撮影は、正直羨ましかったですね。やっぱりロケはいいなあ。