#1「雪虫」

思ったより「北の国から」臭はなかったかな。確かに富良野が舞台ではあるんだけど、なんせ今回の主役は金持ちで(元)エリートだ!純や蛍が子供の頃はともかく、終盤のあの貧乏臭さには辟易してたからねえ。「遺言」なんてついこないだなのに、同じ富良野でも五郎さんとマスターは、住んでる世界が違うって感じ。景色は本当に綺麗だし、「森の時計」は素敵だし、「サライ」とか好きなオヤジは憧れそうですねえ。とにかく見てるとコーヒーが飲みたくて仕方なかった!でもお客に豆挽かせるのって、かえって味が落ちるんじゃないのかな?ま、楽しそうではあるけどね。

北沢かえるさんが仰ってるように、私も「なんかNHKのドラマみたいだな」と思いました。この淡々としたかんじで、視聴率取るのはちょっと難しいんじゃないのかな。あまり変にドラマチックにして欲しくないので、私はこのままゆったりとした雰囲気で構わないんだけど、もうちょっと笑える部分が欲しいかなという気はしました。「北の国から」では、邦衛が一言喋るだけで笑えたもんねえ。二宮君はシリアスも似合ってるけど、コメディもいけるのは「STAND UP!!」で実証済だから、頑張って欲しい。倉本先生に「○○だぜ」みたいな、不自然なセリフ言わされてるのは気の毒だけど。長澤まさみちゃんは、皿を落とす原因が、精神的なものなのか、肉体的なものなのかが気になりますね。まさか病気とかじゃないよね?つーか同僚に「今夜ダメなんです」って断って、美瑛に行ってたけど、あれってマスターの誕生日祝いだったんじゃん!合コンか何かと思ってたよ。恩知らずな子ね…。

全体的にはいい感じで、このまま見続けようと思うのですが、やはり性分なので、どうしてもいくつかつっこみたい所が…。

・今どきの二十歳かそこらの子が「暴走族」って…。
・「森の時計」はあんな山奥なのに、お客入りすぎ。マスター地元民でもないのに慕われすぎ。
・それでも従業員多くない?あれだけ広いお店、維持してけるんですかね。
・コーヒーこだわってそうな割には、皿はダイソーかい!
・余さんの店にとって、「森の時計」はライバルなのでは…。
・確か17歳の長澤まさみちゃんが、車を運転している。
・「ふぞろい」世代の誰もが思った、「岩田と陽子が夫婦だよ!」。
・赤の他人に、手塚理美の病状を喋っちゃう医者。

河原で手塚理美がわざとらしく倒れたとこと、最後のマスターへの「ハッピーバースデー」はちと白けてしまった。あの従業員とかお客の見かけない顔の人達って、富良野塾の塾生ですかね?どうもあのラストは、安っぽい舞台見てるようで、全然感動もできなかったなあ。で、時任夫婦って今回だけのゲストなんですか?来週は田畑智子ちゃんなのね!嬉しいー。でも布施博は嫌いなんだよなあ…。田畑さんが「酷いことされたんです!」って言ってたけど、それってシャレになってないのでは…。