#3「ヘリが運んだ夫婦の愛!」

うーん?なんかちょっと流れが停滞してきたか?トオルのヘリエピソードがいまいち、時間を割いたわりには、何を言いたかったのかよくわからなかったり…。彼も小栗君も、あっさり改心しちゃって拍子抜け。トオル地震が起きた当初は、明らかに奥さんの事はどうでも良かったでしょ。それが最後には「お前が政治家の娘じゃなくても、オレは結婚してた。」とまでなる心情の変化を、もうちょっと丁寧に描いて欲しかった気もする。まあクレジット順に映す割合とか決まってるんでしょうけど、菜々子がウロウロしてる時間長すぎっしょ!「どうしよう、どうしよう」って散々タメておいて、進藤先生キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!ってやりたいのはわかるんだけども、あれはちょっとバレバレすぎて醒めたかなあ。

いや、先週も書いたように、一から十までリアリティ追求してたらキリがないってのはわかるんだけど、全体的に凄く緊張感のあるドラマなのに、ところどころで「へ?」って気が抜けちゃうような部分があって、ちょっと気になる。例えば今回一番みんなが突っ込んだと思われる、MEGUMIのファッション!お前は「下町の家」から、そんなピンヒールのブーツで歩いて来たんかい!と。交通機関が壊滅してるらしい中で、結構アクティブに動き回ってるトオル&秘書も謎だし(あの病院は永田町の近くなのか?)、あんな大きなビルのロビーで、次の日になるまで誰にも発見されなかった石黒賢とか、非常用の電源があるだろうに、なぜかエレベーターだけ止まってる病院も謎だし、ただでさえ人手が足りないのに、最も戦力になる進藤先生自ら、担架を屋上に運んでたりとか…(トリアージはどうしたの!)。

あとこれだけじゃなく、「事件発生→徹夜で解決→そのまま仕事へ」みたいなドラマや映画見ていつも感じるんだけど、みんなタフっすね!!!私はほんとに体力がないんで、とてもじゃないけど体も頭も動きません、あんな状況では。まあ、火事場の馬鹿力ってのもあるんでしょうけど。なんだか進藤先生始め、みんなあまり動揺してなさすぎて、いまいち迫力に欠ける気がするんですよね…。私が一番グッと来たのは、やはり先週に続き平田満の、「俺は治療を続ける。」というセリフと、娘に電話する香川照之でした。香川さん、予告で白髪が増えてたように見えたけど、気のせい?もしかしてマリーアントワネットばりに、ストレスでみるみるうちに…っていう設定なんでしょうか。