#4「根雪」

今回はゲストなし。常連の音成さん(お隣さんかと思った)がメインでした。布施博、また電器屋だよ。この人トレンディドラマ全盛期にやたら出てたけど、ちょっと苦手なんだよね。なので泣くシーンとかも熱演だったけど、心の中で「いいから早く、タクちゃんを!!!」と叫んでました。でもまさか、自殺するとは…。そう、このまったり感に慣れてしまっていたけど、これは倉本聰ドラマなのよね。さすがにこれは、ズーンと来たなあ。いきなり奈落の底に突き落とされた気分。前半に出てきた動かないカップル、何の意味が?と思ったけど、この自殺への暗喩なんでしょうかねえ。

ただ最後めぐみが出てきて、マスターを「あなたがあの人を追い込んだわけじゃないわ。」とか慰めるのは、ちと萎えました。だってあれってマスターの自問自答なんでしょ?「俺は正しい」って思うなら最初から堂々としてればいいのに、他人の姿を借りて「あなたは悪くない」って言わせるのって、なんかずるいよなあ。勿論マスターの音成や梓に対しての態度は、私も正しいとは思いますよ。ていうか誰もあれで責める人はいないでしょう。むしろ当てつけみたいに自殺されて、マスター被害者だもんね。それにしてもめぐみの「そういう厳しい人って必要なのよ。」「あなたもそろそろ、憎まれ役を引き受ける年なのよ。」ってセリフで、やはりこのドラマは中高年向けなんだなあと。つーか倉本センセってば暗に自分の事言ってるでしょ、絶対。

でー、問題の(?)アズなんですけど…。うーん、相当来てるねえ。でもこういう若い子っていそうだけど。姉ちゃんはちと甘やかしすぎでないか?「森の時計」はボランティアであの子を雇ってあげてるの?もう一人の従業員がキレるのも無理ないよね。でもこの人の演技、ヒステリック過ぎて怖いんですけど…。同じヒステリックでも、やっぱり長澤まさみちゃんはかわいいんだよなあ。車の中のシーンは、見方によっては「演技がヘタ」とも取れるけど、実際ああいうたどたどしさがウザいタイプっているもんねえ。リアルでしたよ。「〜だわ!」みたいな口調が相変わらず浮いてましたが。あとちょっと井川遙に似てると思った。

そしてお待たせしました!今週のタクちゃんです。「『オヤジ』なんて言葉を、関係ないお前が気安く使うな!」ああ、やっぱしこの、軟弱な外見と男っぽい性格のギャップに萌え〜!!朋子おばさんとの「やった」「やってない」の言い合いのとこもかわいかったですね。私もあの家に夜這いに行きたいぞ。つーかかわいいと言えば、師匠のあかじですよ。最初は凄く怖そうな人だと思ったのに、毎回女関係の事でアタフタしすぎです。で、ちょっと気になったのが、師匠夫妻や朋子さんが、拓郎の事「前歴がある」って言ってた事。それって単に、暴走族に入ってたって事?事故は過失なんだから、「前歴」とは言わないよねえ?なんかあまりにもみんなが拓郎に厳しいので、やっぱりまだ何か過去があるのかなあ?と勘ぐってしまう。アズが秘密を知ってしまったので、マスターにバレるのは時間の問題でしょうね。来週のゲストは小日向さん!他のドラマがどんどん評価下げる中、やはりこれは安定してます。