#8「吹雪」

んー予告にだまされたー。遭難事故にはてっきりタクちゃんが絡む(実際遭難するのはアズだけだとしても)と思っていたのに、とんだ肩すかし。ついに今週は、タクちゃんセリフなしですから!久々の倉本脚本だったけど、結局倉本さんらしかったのは、徳重聡の妙な言葉遣いとか、警察の「リストカットしてるぞ!」(この言葉使いたいだけなんちゃう?)とか、未亡人が裸で抱き合うネタ(このドラマのシモネタって妙に不快)ぐらい?やっぱし御大の回は、ツッコミ所が満載だなー。吹雪の演出は確かに凄かったけど、「北の国から」はこんなもんじゃなかったような。もっと本気で怖かったよ。

でさ、もちろんアズはどうしようもなくて、あの程度でいちいちリストカットすんな!なのはもちろんなんだけど、ちょっとマスターもどうかと思うよ。いつまでウダウダやってんのさ。というか、倉本さんが「リストカットするアズ」や「刺青を入れて暴走族に入っていた拓郎」、或いは先週の「家族を顧みない企業戦士」を明らかに「悪」としてるのに、息子をほったらかしにしてるマスターには、妙に甘い脚本になってるのがなあ。中高年の視聴者に共感持たれるよう、敢えてダメ気味な設定にしてるのかと思ってたけど、どうも本気で「マスターは悪くない!」って思ってそうな気がしてきて。とりあえずタクちゃんには、一回くらい父ちゃんを罵倒してもらわんことには、私の気が済みませんよまったく。

というわけで、やや期待はずれでした。んじゃ今回のツッコミ所を羅列して終わり。
・また皿を割るアズ。そしてそれを怒らない姉とマスター。甘やかしすぎ!
・アズが元気がないからと、「帰っていいよ」と言うマスター。甘やかしすぎ!
・まさか佐々木蔵之介が再登場するとは!
・吹雪の中ご苦労様だけど、その用件、電話で済みませんか?
・みんな、雪を払ってから店に入りなさい!
・メインゲストは徳重君ですが、更にオマケで「裕次郎コンテスト」の入賞者達まで付いてきました。
・「ゾク」「スカっとした青年」「ケモノのように」「〜泣いていました」連呼など、倉本ワードに翻弄され、かなり棒読み気味の徳重君。
・「死神」
・「いじめられてた時ゾクのヘッドに助けられて、それがきっかけでゾクに入り、ヘッドが事故死したので、彼に敬意を表して刺青を入れた。」ふふふ…今、何時代?
・停電なのに使える電話。
・それって子機は充電済だから?でもマスター、いちいちレジのとこ行かないで、カウンターに子機置いておけばいいのに…と思いましたよ。
・アズの軽自動車って、以前台風で流されたのは平気だったんでしょうか?あの吹雪の中美瑛まで行っちゃうって、何気に凄いドライビングテクニック
・昼に「森の時計」に到着して、夜までずっといた徳重君。サブちゃんなんかもそうだったけど、テレビも本もなくて、良くそれだけ時間潰せますね。
・毎週45分前後は、メグの幽霊タイム。
・え、アズ死んじゃったの!というとこで終わっておいて、予告でいきなり生還した姿を見せちゃうのって興醒めですよ。
・来週のゲストはキョンキョン長澤まさみちゃんとちと似てる。