続・続・「週末婚」(再放送)
- 出版社/メーカー: TBS
- 発売日: 1999/07/23
- メディア: VHS
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それにしても月子は自業自得というか、人の意見に惑わされすぎ。航一と月子の口げんかのシーンは、いちいちリアルだったなー。男は理論で、女は感情で納得しないと治まらないっていうね。航一の言ってる事はいつも正論なんだけども、月子みたいな女は、それじゃあダメなんだよね。いちいち夫の言動で、「私、愛されてる!」とか「愛されてない!」とか、一喜一憂するのがウザいったらありゃしない。与えられる事ばっかり考えてて、自分から与える事はしないのかしら。何かあるとすぐ元カレと浮気しようとするし。航一みたいな合理主義の男が、月子みたいな面倒臭い女を好きになるっていうのが、最後まで違和感ありました。家で愚痴聞いてくれるったってねえ、あんま癒し系って感じじゃないぞ、月子は。
その点陽子は、確かに月子に対する意地悪は異常なんだけども、それ以外は案外普通というか、最終的には夫を立てるいい妻でしたよね。ここんちは途中から、陽子自身ではなく、純のトラブルで陽子が苦しむ…っていう展開だったしなあ。しかし阿部ちゃんには笑わせてもらいましたよ。秘密のマンション借りてAV見てる間に妻が流産するかと思えば、突然会社辞めて医者になるとか言い出すし。そんで「見ろよ、この美貌だ。」でゲイ専用ホストクラブに勤めちゃって、妻にも親にも散々罵られても、ガンとして辞めようとしないだもん。やってる事はメチャクチャなんだけど、なぜかいつも堂々としてるのがおかしい。そしてとどめに、キャッシュカード紛失…。なんてマヌケなの。陽子は相当太っ腹だと思う。
そしてまあ、豹とリカコのカップルはどうでもいいんだけど、噂に聞いてた川原亜矢子の酔っぱらい演技、マジで凄かったですね!最終回は彼女が一人で持ってっちゃいましたよ。その後は「年下の男」やってますけど、やっぱこれと比べると、最初の方はおとなしく感じちゃうかな。音楽は断然変なんだけど。内館さんのドラマに出てくる女って、大体いつも似たり寄ったりじゃないですか。でも月子と千華子って随分イメージ違うんだよね。月子は結構強者でしたたかそうだけど、千華子はかなり天然入ってる。これって脚本というよりは、演じてる女優さんの違いなんだろうな。月子を稲森さん、千華子を永作さんがやったら、恐らく全然違うドラマになるんでしょうね。内館ドラマって脚本のアクが強すぎて、誰がやっても同じみたいに思っていたけど、そんな事もないのかも…とちょっと考え直しました。