#7「猫の皿」の回

よっしゃ!!今回は良かった!素晴らしい!小虎のサゲ(どん兵衛さんが言ってましたが)と元ネタが、「芝浜」以来のハマり具合で、非常にスッキリして気持ちが良かったです。「猫の皿」が短くてわかりやすい噺だったのも良かったんでしょうね。あと今回久しぶりに師匠のお手本で、サゲまでちゃんと見せたじゃないですか。それが落語を知らずに見てる人達にも、わかりやすかったんじゃないかな。で、「本当は欲しいのに、そうじゃないフリをして相手から騙し取る」っていうのは、「饅頭怖い」と同じですよね。そう考えると、「虎児が竜二・どん太に落語(お笑い)に対する思いを、改めて自覚させてやる」という点で、「饅頭怖い」の回ともリンクしてるのかも。

小日向さんが出るって事で、木更津の田渕親子に見えやしないかと心配してたんですけど、見事に公助さんとは真逆なキャラで来ましたね。竜二が落語を辞めたのは、父親のどん兵衛をバカにされたっていうのも、大きな原因だったんだ…。小しんはかなりイヤな奴っぽかったけど、最後には竜二の落語も認めてたみたいだし、やっぱりクドカンドラマに根っからの悪人はいないのでした。私は全然落語知らないので、岡田君の落語の出来がどうだったのかはわからんのですが、「天才」って感じはしなかったかなあ。西田さんや長瀬君は、ここのとこメキメキと上達してるなってのが、見ててわかるだけにね。やっぱり(エキストラとは言え)実際のお客さんの前でやるっていうのは、何より大きいんでしょうね。でもそれが気になってドラマがぶち壊しになるってほどじゃないんで、全然OKです、私は。恐らく最後までにはまた落語のシーンがあるだろうから、厳しいけど頑張ってね岡田君(って撮影もう終わってるっての)。

今回でなんとなく竜二は林屋亭に戻るかな?というのが見え始めて、更に来週はどうやら銀銀が脱モラトリアムしそうな感じで、そうなるとなんだか虎児の居場所がなくなってしまうのでは?と、急に不安になって来ました。だってこの人、毎回人の為に走り回って、自分自身が幸せを享受しようなんて、全然考えてなさそうじゃないですか。多分幸せってのに慣れてないんだと思うけど。林屋亭にも流星会にも自分は必要ないなって思ったら、さっさと身を引いてしまいそうで、なんだか悲しいラストになるんじゃないか?ってものすごーくイヤな妄想がグルグルしちゃって…。ああ、ダメだ。あと何回かで終わっちゃうと思うと、本気で寂しくなってきた。早く次が見たいけど、見たくないような、もの凄く複雑な気分です。

小ネタはまた後で。