「おとなの夏休み」#1「主婦の初体験!?私たち海の家始めます!」

こりゃまた相当ターゲットが狭いなあ。予想通り「彼女が死んじゃった。」や「一番大切な人は誰ですか?「すいか」辺りの雰囲気漂う、日テレっぽいまったり大人ドラマ。ただ今までと違うのは、メイン出演者に圧倒的に華がないって事で…。別にブスとか美人とかじゃなく、寺島しのぶの顔って独特なんだよなあ。かなり昔、内館ドラマに出てた時も顔が気になってしょうがなかったんだけど、ちょっと見慣れるのに時間がかかりそう。私は「ヴァイブレータ」は見てないんだけども、濡れ場に「素人隠し撮り」みたいなリアリティがあって、胸毛王グロケンとの事後シーンは、妙に生々しいし。軽くチュッてするだけなのに、思わず目を背けそうになったよ…。「彼女が死んじゃった。」のベッドシーンも過激だったけど、あれは長瀬君と木村佳乃だったから、絵になったのね。

というか濡れ場だけでなく、全てにおいて生々しかったかも。あまり「セリフを言ってる」「お芝居してる」って感じがしないのよね。姑からの電話で声の高さが変わるところとか、やっぱ上手いんだよなあ。脚本自体もドラマでありがちな、物語の中の「普通の主婦」「負け犬」っていうんじゃなく、微妙なリアリティを突いて来てるんで、寺島さんの演技も相まって、作り物っぽいのが好きな人にとっては、自然すぎて受け付けないかも。オセロ中島は、かなり頑張ってたんじゃないですか?前に比べたら随分上手くなったと思ったけど。今どき「女性課長」が珍しいか?と思ったら、建設会社なんだね。その辺もリアル。あとこの人ほんとに生理が重そう。今の時点ではまだ告知された訳じゃないのかな?勝手に癌だと思ってる段階?でももし本当に癌だったら、今後の展開がかなり違って来ちゃいますね。「リセット」どころの話じゃないもん。大倉孝二とくっつくのかな?彼が出てくると、ほんわかしていいんだよなあ。

女同士の友情モノに弱い私にとっては、同窓会で久しぶりに会ったみゆきと壽美子の会話とか、結構たまらんものがありました。お互いつい見栄張って、一見謙遜してると見せかけた自慢話の応酬をするとことか、うわー!あるある!って感じ。これが今会ったばかりの関係なら、絶対仲良くなんてならないんだろうけど、中学時代の親友だから、徐々にその頃の気持ちを取り戻して、二人とも素直になって行きそう。特にまだ病気の事を告白できない、壽美子がどう変わるのか気になりますね。で、最後の最後でふねさんの孫、優(中越典子)が登場。あんなとこにウミガメの卵埋めるか?とも思うけど、ヤンキーキャラはかなりハマってました。いい感じのトリオなんじゃないですか?あと謎の男、宇津井健がかっこよかった。ガタイがいいから、あの年でもキャップとジーンズ姿、ばっちり似合ってるね。とりあえず視聴続行です。