#1「ビートたけしを生んだ感動家族ふたたび」

前作は見ていないので当然スルーしようと思っていたんですが、なんと、塚本君がたけし役で出演との事で、渋々ながら視聴リストに…。ところがこれ、前作結構評判良かったんですよね。再放送もチェックしてなかったんだけど、こないだたまたまジム行った時流れてて、バイクしながら音なしで15分くらい見ただけなんだけど、それでも充分面白くて。しかも、塚本君は後半だけの出演て事だったのが、どうやらナレーションまで担当して、かなり重要な役としてプッシュされてるらしい(たけし役なんだから当然だけど)ってのもわかって来て、あら?意外とこれ期待できるんじゃないの?なんて。

いきなり初っぱなから塚本君がタップで登場!でびっくり。しかも「コマネチ!」キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 大学生の頃はまだそのギャグやってないと思うんだけどね…。で、ナレーションもやるし、ところどころ登場して、昔の家族を覗いてる、みたいな感じ。え、そこまで塚本君フィーチャーなんすか?塚本君目当ての視聴者ってそんなにいるんすか?と、ちょっとこそばゆかったりもして。もちろん顔は全然たけしにも子役にも似てないし、他の家族がどっぷり昔の雰囲気出してるのに、一人だけ現代人みたいな風情ですけど、そのうち馴染むんでしょうかね。やっぱり顔、太ったよね。妻夫木君と一緒で、顔だけむくみやすいのかなあ。お酒飲み過ぎじゃないの?

肝心の北野家のドラマは、やはり良くできていて面白かったです。前作見てないけど、お母さんが凄く教育ママだったとか有名な話なので、あまり問題なかったかも。菊次郎さんが字が読めなくて、っていうシーンはちょっとホロっと来たな。あまりに酒癖が悪いので、嫁と姑が結託しちゃってて、仲がいいんだね。つーか「本当はおばあちゃんの息子と結婚するはずだった」って、あのおばあちゃんとは血が繋がってないの?草笛光子は赤の他人?あんな父親でも、みんな文句は言いながらも家長としてちゃんと立ててるんだよね。お母ちゃんの言う事にも絶対逆らえないし。「友達親子」なんかじゃなく、あれだけ「親は絶対」を貫くには、親の側にも覚悟が必要だろうなあ。ま、それが当たり前だったんだろうけど。なんか今見ると新鮮ですね、ああいう家族って。家もあけっぴろげで、隣の家に全部話し声が聞こえちゃってて、喧嘩してたら止めに来てくれて。今は便利になって何でも一人で出来ちゃうから、そういう「助け合い」みたいな精神は廃れて行っちゃったんでしょうね。んー、このレビュー、年寄りの思い出話チックになりそうな予感…。