#10「もう離さないから」

今日は理一&衣咲ペアの前に、まず英介&実乃につっこませていただきます。先週実乃が意味ありげに、「私の気持ち、わからないの?」とまで言ったのに、じーっと見つめ合った挙げ句、「全然わからないんだけど。」と言い放つ英介。ま、ここまではっきり言われたら、普通「私振られたのね」と思いますわな。ところが実乃は次の日もまた次の日も、店の外で英介をじーっと待ってるんですよ。この人昼間仕事してんじゃないのか?で、英介が何か言いかけると去っちゃう。英介も後を追わない。結局三日目くらいに実乃が家まで着いてきて、「私、自分からこういう事言うの初めてだから…」と言いかけると、いきなり英介が「俺、実乃ちゃんの事好きだよ。」って。

な、なんじゃその無駄な引っ張りはーっ!!理一達と同時にカップル成立させたいけどうまくエピソードが作れなくて、適当に引き延ばしたのがバレバレじゃあ!まあ実乃は百歩譲って、「告白した事なくてモジモジしちゃた」でもいいでしょう、しかし英介はほんとに実乃が好きなの?好きな女があんな風に言い寄って来てるのに、なんで何日もほったらかしとくの?それって「プレイボーイに見えて案外鈍いキャラ」のつもりなんだろうか…。すごいわかりにくい!実乃以外には全然鈍くないじゃん、英介って。しかもも鹿児島で一回寝てるんだよ?この二人。恐らく来週は、「自分から告白」をしそこねた実乃が、「結婚してください」ってプロポーズするんだろうね。予告でそのセリフ出てたし。

さて、お次は主役の二人。あのー、先週あんなに険悪なムードで終わったのに、ポストに入れたストラップだけで、チャラになっちゃったんでしょうか。二人とも電話もメールもしないし、その割にはMANUで鉢合わせた時の理一があまりにケロっとしてて、なんか違和感。それとも「こういうとこが年下の男は…」っていう描写なの?んでまたしても喧嘩してるし、正直とても相性がいいようには見えないんですけど。つき合っても長続きしなさそうー。衣咲は職場や梶君の前では異様に素直なのに、なんで理一に仕事の話を振られると、あんなにカーっとなるんだろう。理一も普段は温厚なのに、衣咲にだけは妙にキツいし。もちろん二人の気持ちはわからないでもないんだけど、喧嘩に至る流れが無理矢理すぎるんだよね。「ここで一旦衝突して揺れて、その後仲直り」っていう展開を作りたいってのが先走っちゃって、キャラの行動や性格に無理が出てる。梶君もいきなりプロポーズですか、いきなり「俺のとこ来いよ」ですか。そんな男、かえって怪しくないか?見た目怖いし。関係ないけどクロードと首相子息のツーショット、なんだかとっても貴重なものを見た気が…。

理一の映画、この展開だと賞取りそうですね。いいのかPFF!結局理一の「才能」って何?プロが一目見て出資決めるほど(メイクさんや編集さんまで貸し出ししてた!)、脚本書くのが上手いって事?役者を乗せるのが上手いって事?でもそれって「監督として才能がある」のとはちと違うのでは…。仕事と掛け持ちしながら頑張ってくれた友達や支援者を差し置いて、完パケを先に女に見せるってのも、なんかイヤーな感じ。結局理一にとって、映画って恋愛の為の道具なだけじゃないの?と思ってしまう。だから最後の抱擁シーンも、いまいちノレませんでした。うーん、どうもこのドラマ、女といる時の妻夫木君はイマイチなんだよなあ。一番いいのは一坂さんと話してる時の笑顔!ぬっくんになりたーい!!あ…、来週最終回?別にくっつこうが別れようが、どうでもいいっす。