「NANA」

NANA -ナナ- スタンダード・エディション [DVD]

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これは「ネタバレあり」とか書かなくてもいいですよね?当然ありますが。えー、「深紅」に引き続き、この映画を見に行った動機を。まず「シネコンのポイントがたまって、一回タダで見られるから」が五割、「原作を読んでたから」が三割、「『春の雪』の予告リベンジ」が二割です。すいませんこんなんで。でも原作読んでて良かった。これ、元の話知らなかったら、もっと評価低くなってたと思う。そもそも原作自体それほど面白いとは思ってないんですけど、映画でセットとか衣装とかセリフが再現されてるのを見ると、「あーあの場面だー」っていう感慨はあったので。

大谷監督というと、妻夫木君も出てた「約三十の嘘」か。そういえばあの映画も、衣装やセットがかわいくて、見てて楽しかった。でも脚本が失敗って感じだったからなあ。「NANA」はもちろん原作があるんだけど、脚本のまとめ方もなかなか上手いと思いましたよ。まさか章司があんなに出てくるとは思わなかったけどね。うーん、平岡祐太君、方々で言われているけど、なんであんな不自然な演技なんだろう。他の作品だとそんなに下手だとは思わなかったけどなあ。特にハチの手料理を食べながら説教してるとこ、間の取り方も変だし、怒ってるはずなのになぜかニコニコしてて気になった。しかし幸子役のサエコはうまい!もしかしたら彼女の為に、監督は章司のシーンを増やしたんじゃないか?って思えるくらい。

あと演技うまかったのは、あおいちゃんぐらいかなあ。いかんせん若い役者が多いから、その辺キツかったかも。彼女がいてくれて助かったね。でも今まであまりメジャーな作品に出てないので、あまりハチのイメージが付いちゃうとマイナスじゃないかな?ほんとはもっと知的な感じの子なのにね。あおいちゃんのお洋服はとにかくかわいくて、ナナが黒ずくめなので対称的に白っぽい服が多く、天使のようでした。ネグリンのアクセも似合ってたなあ。で、恐らくほとんどの人はあおいちゃんにやられてると思うんだけど、私の個人的好みで言うと、実は中島美嘉の顔の方が好きなんだわ。映画では終始目の回り真っ黒メイクで、それはそれで綺麗なんだけども、お風呂に入ってるシーンのスッピンがもう!うわー!かわいいいいい!!!って悶絶しちゃった。生まれ変わったらああいう顔になりたいです、私。体はあそこまで細くなくていいけど。てかこの映画で発見したんだけど、美嘉りんて高島礼子に似てるわね。目と鼻がそっくり。和服も着せてみたいわあ。

主役の二人はまあいいと思うんだけど、トラネスとブラストのメンバーがねえ…。続編作るんでしょ?再来年公開って事は、恐らく映画が大ヒットして慌てて決定したって感じなんだろうけど、特にシンとレイラが心配です。続編ではハチとノブとタクミの三角関係が中心かなあ。成宮君と玉鉄は、この映画ではチョイ役すぎてちょっと勿体ないくらいだったから、ちょうど良かったかも。でも玉鉄はずっとあの髪型で行くんでしょうか。ロッカーズの時も思ったけど、長髪似合わないんだよなあ。あと事前に感想書いてるサイト見たら、約90%の人が「松田龍平の腹がうんぬん」と書いていたので、私も注目しちゃいましたよ。脂肪というより、胃が出てるみたいな感じだった。彼は原作のレンとはイメージ違うんだけど、美嘉りんと並んだ感じは良かったんじゃないでしょうか。繰り返しますが原作にさほど思い入れがないので、私は充分楽しめました、この映画。