#3「今日で性格ブスやめます！？」

おー、いいじゃんいいじゃん。相変わらずまったりしていて、大したイベントの起こらないドラマだけれども、脚本と演出と役者の演技が見事に溶け合っていて、絶妙なバランスです。主役の二人や房子・柳沼・飯塚が揃うシーンが最高なのはもちろん、警察の片岡の同僚女性達とか、おいしそうなご飯屋さんとか、立ち寄ったカフェとか、細かいとこまで抜かりなくいいし。先週同様、ラストのオチ（？）はバレバレでベタなんだけど、わざとらしい感じはなく、三週目にしてついに私も落涙。「泣きの菅野美穂」と「ニコニコ、ほのぼの玉置浩二」のタッグは強力でした…。また、途中で挿入される回想シーンが効いてるんだわ。親になると、自分の子供と一緒に子供時代を追体験するって言うけど、洋子は片岡家に来た事で、子供時代の不幸な想い出が、どんどん幸せな想い出に書き換えられて行くわけですね。頭くしゃくしゃも泣けたよ…。そうか、だから片岡はあんなに年上なんだ。最初は恋人になるのかと思っていたけど、（とりあえずは）父親代わりなんですね。

柳沼君にも本名を知られ、来週は温泉旅行に行って、そこで二話に出てきた本物の「愛ちゃん」と遭遇してしまうみたい。おお、まったりドラマだけど、意外と正体がバレるのが早い！「誰からも愛されるように」と親に名付けられた愛ちゃんが乙葉ってのも、ドンピシャなキャスティングじゃありません？いいぞいいぞ。で、最終的には片岡と恋愛関係になるのかもしれないけど、その前に一度柳沼君とくっついてみるってのはどうかな？今のところ全く気がないようだけど、来週愛ちゃんの事で落ち込んだ洋子を、柳沼君が救ってくれて…とか（妄想）。だってこのまま片想いし続けてたら、成宮君の存在意義がないじゃーん。ま、最後には振られるんだろうけど、せっかく成宮君がかっこいいので、ラブシーンも見たい。洋子にヤキモチ焼く房子が、片岡じゃなく柳沼君を好きだってのが、普通のドラマと違うとこだから、それもアリかなあ、なんて。

あともう一個予想というか妄想なんですけど、片岡って実は不治の病じゃないんじゃないかという…。岸田キョンキョンは精神科医なんじゃないかと。病院のシーン、いつもただカウンセリングしてるだけで、治療っぽい事何もしてないし、第一全然病人に見えないし。「目をそらしたい現実から逃げてる」の「つらい現実」っていうのは、不治の病っていうんじゃなく、奥さんの死から精神的に逃避してるとかさ。いや、それはもう受け入れてるような気もするから、仕事がらみで何かつらい事件があったとかかな。今のところ、片岡達を刑事にした理由がよくわかんないんだよね。うーん、これはちょっと飛躍しすぎですかねえ？でもどうも「片岡が余命僅か」っていう設定だけが、ちょっと浮いてる気がして。こうやって先のストーリーを色々想像しちゃうのって、ドラマにはまってる証拠かも。いやー、岡田さん、久々にヒットよ、これは。