#2「揺れ始めた夫婦」

モックン絡みのシーンは、やっぱり全部面白い!セルフツッコミしまくりのモノローグも、蔵之介とのコンビネーションもばっちり。会話のテンポが良くて、ちょっと舞台っぽい感じだよね。一話見た時、梓と明之はアーティスト同志で気が合っちゃうんじゃないの?って思ったら、やっぱりビンゴ!「この作品もいいんだけど、もうちょっとこう…。」「ちょっと待って!(別の作品を持ってくる)」「そう、これだよこれ!」なんて言葉じゃない部分で共鳴し合っちゃう感激。興奮して床に崩れ落ちる梓を、明之が思わず抱きしめてしまう、っていう流れは物凄く自然で、説得力がありました。そのタイミングでこの相手に遭ったらそりゃ、理性なんて吹っ飛ぶでしょってぐらい。キャナメも瀬戸朝香も大きいから、奥菜恵の小ささが凄く効いてるんだよなあ。色っぽいというよりは、ほっとけないって感じ。明之が梓の事を話す時に、「これ」っておかっぱ頭と背が低いジェスチャーをしたのがウケた。

了と友は昔からの知り合いのようで、てっきり元恋人?と思ったら、どうもちょっと違う気がする。男女関係はない感じ?友がこっそり兄弟の仲を取り持とうとして、会ったりしてたのかな。で、もう一つの謎、羽田美智子は何と俊介の姉でした。モックン65年生まれ、蔵之介&羽田さん68年生まれなんだけど、羽田さん、二人より二つ年上の役だよ。美人女優が実年齢より上の役やるのって、珍しいよね。でも気弱でマザコンな弟にポンポン言っちゃう豪快な姉、っていう組み合わせは、なかなか面白そう。舞子(サエコ)はどうやら妊娠してるようで、これは絶対了に堕ろせって言われるでしょう。そこでまた一悶着ありそうだね。了はほんっとに最低最悪の女ったらしだけど、キャナメはクッサいキザなセリフも、バッチリはまってる。彼はアクの強い役似合うなー。どのキャストも適材適所、凄くいい感じなのに、唯一瀬戸朝香のシーンだけが退屈な気がする…。猫背椿も勿体ないよー。友はかなり生真面目な性格のようなので、明之の浮気を知ったらどうなるんでしょうね。

タイトルからすると、最終的にモックンは一人になっちゃうとか?先週も書きましたが、ストーリー的にはドロドロなんだけども、演出がコメディタッチで軽い感じなので、「不倫モノ」というよりは、「おっちょこちょいな男のドジ話」みたいな感じで描いているのがいいです。伊佐野Pが製作発表で、「殺人や難病も出てこないが、昆布とカツオでていねいにダシをとったような極上ドラマです。」とコメントしたそうだけど、まさにそんな感じ。視聴率は奮わないけど、私は木10はこちらに決めました。