#3「裏切りの誕生日」

うわー、今週も面白かった。もう、何でこんな視聴率悪いんだろう。前半はややまったり気味だったけど、友の誕生パーティーから、一気に怒濤の展開でしたね!友も明之もお互い秘密を持ってて、腹の中を探り合いながらフェイントかわして、あの画像でダメだ!と思ったら、なんとボケてて良く見えない。そこでうまくごまかせたと思ったのに、友は気づいてたんだ…。こんな修羅場なのに、「今出ていくべき?」とか妄想シュミレーションしたり、怒って閉じこもった友に「トイレはやめようよ〜!」って懇願するモックン、おかしすぎる。ほんとモックンと蔵之介は、一つ一つの芝居が面白すぎ。怒鳴られた了が出てった後、突然「さ、食べよっ!」とか変なアクションしてたのも笑った。事務所での漫才シーン(と呼ばせて貰おう)はもう、絶妙のコンビネーションですな。

しかしそれにしても!梓の魔性っぷりですよ!まず二人きりでいるときは、大胆に腕を組んだりしてドキドキさせるでしょ。その後自宅のポストに直接お礼状。これは形式的なもの。そして電話してきて、「私電話が苦手で上手く喋れないんです!」と不器用っぷりをアピールしながらも、「メール下さい、あと声が聞けて良かった。」とだけ言って切る。明之が必死に心の中で言い訳しながらメールを送ると、すごい早さで返信が!明之と同時に「早っ!」って言っちゃったわよ。しかも文面が、「わ〜い!(^O^)これで明之くんとメル友だあ(はぁと)」………。と思ったらなんとチャイムが!事務所に来ちゃってるんだよ!すげーよこの女。さすがに警戒した明之は、「了を嫉妬させたいの?それとももう一度振り向かせたいの?」と牽制。「半分は当たり。でも半分は…。」明之は「ちょっと待った!半分は本気だったなんて言わないでね。俺はあいつの事弟なんて思ってないから、もうこれ以上はごめん。」ときっぱり言うんだけど、梓を見ると、目がうるうるしちゃってんだわよーこれが!「…半分は、本当にごめんなさい。でもあとの半分は、あなたがいてくれたから…。だから私、大丈夫だった。ありがとうございました。」と帰る梓。う、うわああああああ。

いやー、さすが龍居さん。この小悪魔っぷり、完璧っす!しかもこの手のドラマでありがちな、いかにもフェロモンたっぷりな「魔性の女」っていうんじゃなく、奥菜さん結構抑えめなのよ。女の私が見ても、あんま不快感ないというか。男の人だったら、まずほとんどはストレートに「か、かわいいいい!!萌えーー!!」じゃないの?うーむ、勉強になるなあ。かなり積極的に好意を示してくるのに、振り向いたらぷいっといなくなっちゃいそうだったり、押したり引いたりのさじ加減が絶妙。やっぱ女に迫られて嫌な男っていないからねえ。「そりゃ奥菜恵だからでしょ!」ってそれはノンノン。見た目とか関係ないのよ。ただ誘われるの待ってるより、これは一番成功率高い方法なんじゃないかなあ。まあ、それができれば苦労しないよって話ですけどね…。

結局明之って根っからのオシャレさんというか、所帯じみてるのは嫌いなんだろうね。だから友が言うように、子供にも興味がない。で、友に猫背さんが言った、「あなた明之さんの母親じゃないんだから、もっと甘えないと」っていうのは真理を突いてたなあ。ちょうど結婚生活もマンネリ化してきたとこだし、ほんと最悪のタイミングだわー。結構あり得ない偶然とか多いんだけど、あまり気にならない。トレンディードラマのような過剰にオシャレな舞台と、過剰にオシャレな音楽のせいで、前にも書いたけど舞台を見てるような感覚。完全に「他人事」として楽しく見られるドラマってかんじ。