#4「妻の大胆な反撃」

うっは!ドロドロ!なんと、梓から了を奪った舞子は、不倫相手(佐藤二朗!!)の子供を身ごもっており、その父親として了を利用しようとしていただけだった。でも彼が離婚したので了はお役ご免。せっかく父親になる決心したのにね。で、当然了は梓や友にちょっかいを出し始めるわけですよ。サエコは「NANA」でも良かったし、なかなか演技上手いと思うんだけどねー、あの声はいくらなんでも特殊すぎて、役が限られてしまいそうで気の毒。年取ればYOUみたいな味が出てくるかな?ま、どっちにしろ、彼女はもう出番終了って事でしょうね。了と友はやはり何もなかったようで。そして俊介はやっぱり友が好きなんだな。蔵之介が初めて怖い顔をしたぞ。出たブラック蔵之介!略してブラ蔵!今のところ友が一番真面目に見えるけど、こういう人ほど踏み外したら怖いって…。私は子供ができないのは、実は明之に原因があるんじゃないかと睨んでるんだけど。それで了か俊介と関係を持った友が妊娠しちゃうとかさ…。ん?また先走って推理しすぎ?

今週は話の展開としてはとても面白かったんだけども、ちとコミカルな場面が少なかったのは残念。普通のドロドロドラマにはして欲しくないんだよなー。ただ後半の四人の絡み合いは、単純なよくある「修羅場」とかではなく、お互いに知恵を絞り合った絶妙な騙し合い(コンゲームっていうのかな)になっていて、「おー!そう来たかー!」の連続。こういうパズルみたいに構築的な話って大好きなんですよ、私。昨日朝日新聞にこのドラマの解説が載ってて、「明之がオシャレ過ぎてリアリティがない」って書いてあったんだけど、その現実離れしてるとこがいいんじゃん!最初は劇中音楽も違和感があったけど、今じゃ「年下の男」の時みたいに、「キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!」って感じですよ。絶対笑わそうとしてるって、あの過剰なトレンディ感。舞台自体にリアリティがないから、あんな狭い範囲でしょっちゅう偶然遭ったりとかも気にならず、心理劇に集中できるわけだしね。

しっかしおマヌケな明之以外、梓、了、友の三人はやり手だねえ。もう、梓の一挙手一投足、一言一言に、「ああ、うまいっ!」「そう来るかっ!」「ほらやられちゃうよっ!」とドキドキしっぱなし。ほんと、相手の心のほんのちょっと隙を、すんごいピンポイントで突いてくるんだよねえ。「…かな?」(小首をかしげる)…ひぃぃぇええええ!!!怖っ!かわいいけど怖いっ!了はもう、明之を怒らす天才。マフラーだけじゃなく、釣り針の傷が効いたわねー。キャナメの極悪っぷりが最高っす。んで、今まで一人だけ置いてけぼり感のあった友が、今回グンと良く見えた!あの了が唯一素直になれちゃう、包容力もあって男気もある、ほんといい女なんだよねえ。ったく明之ってば何やってんだか…。友はスーパーで梓に会った時点で、恐らくピンと来てたんじゃないかな。で、わざと下仁田ねぎを勧めた。おー、妻の勘は恐ろしいよ!そして直接梓の所に乗り込んで行って、喜怒哀楽のガラス猫を、「もう忍び込んで来ないでね。」と恐ろしく冷静に返す。うっひょー!敵に不足なし!こりゃ梓はん燃えまっせー!もう明之とかどうでも良くて、この奥さんに対抗する為、戦うかもしれへんな(なぜ関西弁)。もう、龍居さん最高。素敵すぎこのドラマ。