#6「危険な夜の密会」

話が大きく転換した回。今週はいつものように一時間の中でのどんでん返し、みたいな構成はなかったけど、初回からの伏線が見事に生きたな、という感じ。ようやくタイトルの意味もわかってきたし。今までは起こってる出来事はドロドロでも、あくまでも軽くコミカルなタッチの演出、っていうのがこのドラマの特徴だったのに、今回は明之のダークサイドがかなりシリアスに描かれてました。先週「同性でも憎めない」なんて書いた梓も、もはや完全なる悪役に。でもなあ、やっぱり憎みきれないのよ明之を。モックンがかっこいいからとかじゃなくて(正座&膝抱えには萌えたが)、性格的にちょっと自分に似てるとこがあるせいかも。恋愛ドラマなのに、梓や友じゃなくて明之目線で見ちゃうんだよね。回想シーンも胸をぎゅっと掴まれたように痛くって、え、このドラマでこんなのアリ?ってびっくり。あの子役、モックンの方は微妙だったけど、キャナメはそっくりで、それもびっくり。

やっぱり明之って、結婚には向いてない人なんだよね。何回も繰り返された「毎晩抱き合って眠る」「男坂と女坂のルール」「夫婦一緒に朝食作り」なんていうシーン、「素敵な夫婦」を演じてるだけというか、ただただ窮屈そうにしか見えなかったもん。だからあんなにビクビクしてた明之が、あっさり離婚届にサインしたのは、驚きはしたけど、「ああ、そうだろうな。」って凄く納得できた。梓が離婚のきっかけになったのは確かだけど、早かれ遅かれ、この夫婦はそのうち破綻したような気がする。どうやらほんとにこのまま離婚して、明之は梓と寝てしまうようですね。彼女とはお互いアーティストっていう所で共鳴し合ってて、ある意味似たもの同士ではあるけども、結局長続きはしないんじゃないかな。明之は「死ぬときはひとり」を選ぶのでは(ちょっと願望込み)。

一番かわいそうなのは友だけど、思ってくれてる男が二人もいるんだから、いいんじゃないですかあ?どうやら俊介とうまく行きそうな予感?うん、そっちの方が合ってるよきっと。でもそうなると、俊介と明之の友情にもひびが入りそうだね。結局明之は、全くの天涯孤独、ひとりぼっちになってしまうって事でしょうか。ちょっとそういう展開見てみたいかも。私自身の今後の人生の参考としても。