「ロボコン」

ロボコン [DVD]

長澤まさみ、小栗旬、伊藤淳史、塚本高史という今をときめくメンツで、ずっと見たかったんですけど近所のツタヤにDVDがなくてですねえ。で、ようやくBS-hiで放送したのを見られたわけです。ま、ストーリーとか雰囲気は何となく知っていて、というか説明するほどのストーリーもないんですよね。淡々としてるとは聞いてましたけど、ほんっとに淡々としてました。セリフあんまないし。「高専版ウォーターボーイズ」ってのを期待しすぎると、盛り上がり度があまりに違うので、「退屈」って思うかも。私はこういうまったりとしたテイストは好みなので、全然大丈夫でしたけど。

でもまあ、「悪くない」けど、絶対オススメ！ってほどでもないかなあ。ただしロボコンが好きな人、長澤まさみ＆小栗旬ファンは別ですよ。これ二年前の映画なので（撮影は三年くらい前かも）、まさみちゃんはまだ「セカチュー」前ですよね。やっぱ井川遙と小泉今日子に似てるわ。あと手足が長くて細いなー。んで、個人的にはこの映画は小栗君を見る為にある！と断言してしまいましょう。いやー、花沢類もそうだけど、白シャツの似合うこと。細身なんだけど、塚本君みたいな細さとはまた違って、ほんとバランスがいいというか、マジ少女漫画から抜け出てきたみたいな体型なんだよね。そして黒髪＆メガネかつ理系ツンデレ！これ最強。この小栗君の役はかなり魅力的だよなあ。まさみちゃんというより、小栗君が主役みたい。

で、本当はこっちが目的のはずだった塚本君なんですけど、髪型が全くイケてないバージョン（変にボリューム持たせたオールバック）な上に、「ああ、いつもの…」って感じのヤンキーキャラで、全然おいしくないのです。携帯を蝶番代わりに使うとこが、唯一の見せ場って感じかな。いつものと言えば、伊藤君もイメージ通り、おどおど部長で。ただ小栗君と、「なんでひらめいたのー」「えへへ…」「ねえなんでー」「えへへ…」とかつっつきあってるとこはかわいかったな。普通男三人の中にかわいい女の子が入って…となったら、絶対恋愛要素が出てくると思うんですけど、この映画は見事にそれがない。お互い異性として意識する場面が全く出てこないんですよね。そっちで話を展開しちゃうと、全然違う雰囲気になってしまいそうだから、これはこれでいいのかもしれません。