「里見八犬伝」前編・後編
- 出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント
- 発売日: 2006/03/24
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衣装がワダエミだったせいか、ちょっと中国風というか、「LOVERS」みたいでしたよね。ほとんどのキャストが、全ヅラじゃなくて地毛+つけ毛だったのも、所謂「時代劇」っぽくなくて、新鮮な感じでした。八犬士に関しては、皆喋るとアレでも、アクションは決まってました。特に前編の、タッキーVSお塩先生の屋根の上対決なんかは、かなり見応えありましたよ。山田優もダンスやってただけあって、舞も決まってた。タッキーは殺陣、乗馬、ワイヤーアクション等、大河での経験をフルに生かしてましたね。まあ演技は完璧って訳ではないけど、最後に殿や浜路に語るシーンなんかは、結構重みがあって良かったですよ。「義経」前だったら、この役こなせなかったんじゃないかな。ただ一人浮いてたのが綾瀬はるかちゃん。姫というより普通の女子高生みたいで、もうちょっと華が欲しかったなあ。髪型どうにかすれば良かったのに。
やっぱり見てて楽しかったのは、悪役チームの皆さんですね。特に田辺誠一、ピン子、いっけいさん、菅野ちゃん、佐野さん、陣内さん辺りは、嬉々としてイッちゃってる演技を見せつけてくれてました。蔵之介の秒殺っぷり、「乞食」の大倉孝二、「船虫(ともさか)を買った男」が皆川猿時!とか、細かいところも結構笑えた。そうそう、綾瀬さん、渡部さん、金八という組み合わせは、「白夜行」だわね。ともさかさんは、前半の儚げな女から一転、妖女もきちんとこなしてて、他の方達みたいにイロモノになっちゃってなかったのはさすが(そっちはそっちで好きですけど)。こりゃー「神はサイコロ〜」が楽しみだわあ(って局違うから)。