#2「殺人の予告を3千万で落札せよ!」

演出が悪いのか脚本が悪いのか、はたまた両方なのか、どうにも緊張感がないんだよなあ。私、この手のミステリードラマって結構好きで、野沢尚さんの作品なんて、毎回録画してコマ送りしてまで見て、アホかっちゅーぐらい深読みしたりしてたし、途中で脱落しちゃった日テレの「共犯者」(秦建日子脚本)にしても、とりあえず最初の数回は、ああでもないこうでもないと推理したものですよ。でもこれは、見てても全然そんな気にならない。犯人が誰だろうと、どうでもいい感じ。それに今回「愛する者」でしたっけ?一応主人公の幼馴染み(って設定だったんかい)が殺されたというのに、全く悲しいとか怖いとか感じなくて、いまいち盛り上がりに欠けるのよね。それって殺されたのがアレだからってだけじゃないと思うんだけど。とりあえず毎回若い女の子に悪態つくのも気分悪いんで、いなくなってくれてありがとう、ではありますが、一度殺されそうになった男の部屋で証拠探しするなんて、随分大胆なお嬢さんですね。「ゆきねえ」(ってアレが言うたび「兵藤ゆきかい!」と突っ込んでた私)にはいくらでも相談するチャンスあったと思うけど?

私が犯人探しする気になれないのは、あからさまに「怪しい奴」がたくさんいすぎて、ちょっと萎えたってのもあるな。もしかして「24」とかも意識してる?それで濱田マリ起用?(1stシーズンのジェイミーというキャラにそっくりなのだ)今の連続殺人が雪平個人と関係あるのかないのかも、まだはっきりしないし。あまりにも「今後どうとでもできる」作り方で、それってアンフェアなんじゃないですかあ?雪平のキャラも、ちょっと極端すぎてリアリティないような…。いまいちしっくり来ないんだよね。裸のシーン(また後ろ姿は吹き替え!)って意味あるのかなあ。あとやっぱし寺島さんとサダヲが勿体ない!先週以上に見せ場がなくて、悲しかったよー。うーん、このままじゃ最後まで見る確立はかなり低いとは思われますが、いくつか他のドラマをリタイアしたので、どうしても見るのがツラい!ってなるまでは継続かな。