#3「10年前大切だった友達は今もそばにいますか？」
だーかーらー、「女の友情」モノには弱いって言ったじゃんよー！アッチが「私がヤッチの残された時間を、最高に素敵な時間にしてやるよ。」つったところなんか、もう堤防決壊。哲也とヤッチのカップルも良かったけど、こっちも名コンビだよなあ。ヤッチ、ほんとに幸せ者だったんだね、10年前までは…。先週も書いたけど、二人の「親友」って空気感が、凄くリアリティあるんですよね。小林さんとともさかさんは、「すいか」でほんとに仲良くなったらしいので、当然かもしれないけど。コミカルな回想シーンは、同い年なだけに結構ぐっと来ちゃいました。きんさんぎんさんみたいに、二人ともおばあちゃんになっても一緒だよね、って思ってただろうにって…。ただ「なめ猫」は中学時代ですぞ？あと教授の説明を聞いてる時、「元に戻ったら裸なんですか？」「瞬間的に裸になる。」って会話で、「キューティーハニーみたいですね。」ってツッコミが欲しかったです、世代的に。
哲也は（当然だけど）10年前のままの情熱があって、「残り少ないんだからおまえの家に泊まるぞ！」なんて結構強引だったり、「亜紀には消える事を絶対言うな！」と命令したり、予告ではプロポーズしちゃったりして。でもヤッチは自分より8つ年下になってしまった彼に対して、ちょっと子供扱いしてる感じですよね。やっぱり消える事を考えて、冷静でいなきゃって抑えてるのかな。私だったらすぐメロメロになっちゃいそうですけどね…それだけつらい思いしたって事なんだろうな。
一つ一つのエピソードは凄くいいんだけど、他の乗客の話になかなか時間が割けないのが、ちょっともどかしいかなあ。でもヤッチの方も削りたくないし。もう少し登場人物減らしても良かったかも…でもみんないいキャラなんだよなあ。うーむ、悩むところだ。実和子ちゃんの娘役の子、ほんと演技達者ですよね。ハキハキと「エンタツアチャコを目指してたんだよ。」なんて言ったかと思うと、すぐ表情を変えて泣き出す、なんて大人の役者でも難しいのに。尾美としのりの弟役の中村友也君は、私の好みの系統ではないにも関わらず、角度によってたまにハッとしますわ。そしてアッチにいじめられまくる菊坊、最高ー。でもずっとこんな感じのなごみキャラだと思っていたら、なんと、あのサイトは菊坊が作ってるとな？えー？それってどういうこと？今後の予測が全然立たないんですけど！教授の理論だと「必ず消える」って事だけど、なんとか抜け道はないのかなあ。もし消えるとしても、消える側も残される側も、「戻ってこれて良かった」って思える10日間になるといいなあ。
