#4「罪と罰」
原作でも「雪穂は篠塚の事を好きだったんじゃないか」という描写は（随分後になってから）出てきたけど、私は大学時代の話の時には全く気付いてなくて、「え？そうなの？」ってびっくりしたぐらいで。二人の心情は一切描かれてないけども、子供の頃から長年に渡って、あんなに緻密な犯罪を重ねて行くなんて、よほど強い結びつきがなきゃ無理だとは思ってたので、こんな風に気持ちが揺れる雪穂や、嫉妬する亮司なんて想像もしてなかったんだよね。だから昨日見た当初は、ちょっと違和感があって。でもよくよく考えてみれば、その方がむしろ自然かもしれない。自分でも制御できない恋心に苦しむ雪穂、自分が犠牲になっているのにと憤る亮司。ただ美しい「純愛」じゃなくなって来たところ、「裏（表？）白夜行」の脚色、いいじゃないですかー。
ただ主役の二人の心理描写はいいんだけど、原作読んでない人には、起こってる出来事とかわかりづらくないかな？亮司がいきなりカード偽造とかやってたけど、原作では子供の頃からそっち系が得意で、最初はマリオの偽造ソフトかなんかから始めるんだよね？確か。ドラマでも一応VBの本かなんか読んではいたけど。しかし山田君はやっぱり黒キャラもいい！雪穂にキレるとこは、先週と立場逆転しちゃってたね。でも最後の最後まで引っ張ったベッドシーン、予告とかCMで見た感じより、随分おとなしめだったなー。山田君の胸毛はおとなしくなかったけど…。カッシーはなんだかもう、この手の当て馬キャラが定番になってきちゃって、それもちと寂しいような。小出恵介君はやっぱいいね。ちょっと二宮君に似てるかも。
