#8「桜咲く、合格通知は、死への招待状?」

最終回まであと一話というところで、満を持して(?)、脚本と演出はケラリーノ・サンドロヴィッチ(脚本は山田あかねさんと共作)。いやー、笑った!今までで一番小ネタが多かったのでは?殺人事件自体はどうでもいい感じでしたね。ストーリーというよりは、ひたすら細かいギャグを楽しむ回というか。みんなでセーラー服着まくるわ、麻生さんは何度も宙返りするわ(本人じゃないかもだけど)、オダジョは変態役までやるわと、役者さん達もどんどんエスカレートしてて最高です。それでは拾うのがむちゃくちゃ大変だとは思いますが、小ネタ行きます。

・仕事中に算数のドリルしてる時効管理課の面々。ほんと、いい職場だ…。
・算数と関係ないところで、問題の文章にツッコミを入れ始めるみんな。これ、実は「理系と文系」っていう伏線だったんですね。
・三日月君のトランプ手品に全く反応しない霧山君。またドS来たよ。
・なぜか亀を持って登場、蜂須賀さん。
・「気づかずに持ってたの?」としつこく聞く又来さん。
・って又来さんヤドカリ!
・サネイエザリガニ!
・そして霧山君の肩に沢ガニ!
・あら、律子役は真木よう子ちゃん(「砦なき者」に出てた)だわ。
・さきほどのザリガニ、ヤドカリ、沢ガニ、亀が、霧山君ちのテーブルの上に。
・櫻井さんセーラー服…。よう子ちゃんとは実年齢いくつ違うんだろか。
・(「愛は勝つ」のメロディーで)♪なーんとーかかんとかでーなんとかーだからー♪
・♪かならず最後にサルが勝つ〜♪
・りっちゃん、「今から外国行こうよ」とか、「鼻毛書いちゃおう」とか、性格がぶっとびすぎ。
・変態山崎をイキイキと演じるオダギリさん。
・メスの羊…。そのトイレのスッポンは何に使うんですか。
・「多め亭」、「殺人的定食」とか「もっさり定食」とか「キツキツ定食」とか、お品書きが凄い。
・三日月君の話を聞いちゃいない霧山。
・二人なのにお茶を七つ出すおばちゃん。犬山犬子いい味出しすぎ。
・「豚肉のロースソテー たった二切れ」を頼むと、26切れ出てくるそうです。
・「ほとんど何もない」は、「実際はかなりあるから」。「え?何が?」の三日月君の手つきが良い。
・実際のロースソテーは12切れでした(霧山君一瞬で数えた!)。「多めに言ったのよ。」
・「ほとんど何もない」は、ほとんど大根おろし…。
・「多め亭」の由来は、「青梅に住んでたから」…。私こういうの好き…。
・霧山君またおごってあげなかったんかい。
・「ミートゥー」で手を挙げてしまい、指されてしまう霧山。
・なんかペラペラ解いてるよ!と思ったら、「なんて事になるわけもなく」。
・「有名なオイラーの方式ですよ。」「おいら?おいら霧山修一郎。…なんちゃって。」
・「聞き耳立ててたの?」って、そんな近くで喋っておきながら。
・「タコ!」って言ったって、あなた私が蛸の事言ってるのか、胼胝の事言ってるのか、凧のこと事言ってるのか、タコの事言ってるのか、わからないでしょう。いちいち実物が…。
・「聞いてないね」「聞いてないねえ」また。
・「新入生?…あ、タクシーの運転手さん?」これウケた。
・二人の心の会話が字幕で。これは新しいパターンだな。
・で、その「あっち系か?」ってのをなぜか察知してる霧山君でした。
・なんと「森の荒熊」のマスターは、前向性健忘症。これって「博士の愛した数式」オマージュですかね。
・「写真いいですか?(パシャ)はいチーズ。」「いやもう出てきてるから!」
・ノートを見られる事を極端に嫌うマスター、おかしい。
・また記憶がなくなり、さっきと同じ事を繰り返すマスター。こんなんで店なんてできるんでしょうか…。
・十文字達が深刻なムードになってるとこに、「なんかヘソがかゆいな…かけばいいのか。」とかやってる熊本課長。
・「下北沢の下着が盗まれたんですよ」と言われて、「俺じゃないよ〜」とうろたえる熊本課長。
・自分の方が近いのに、「蜂さん!」とビデオの再生を指示する十文字。
・しかしすごいバッチリ撮れてるビデオですな。
・そこへやってきた当事者(?)霧山君。吉祥寺に「セーラー服持ってきてくれた?」と聞いてみんなを凍らせる。
・てかあのギャル二人組って、「下北沢」と「吉祥寺」だったんですね。
・「三日月君、ちょっとこの後森つき合ってくれない?変質者の森。」
・駐禁取り締まり中の三日月君、街中に「霧山は変態」という文字が浮かび上がる。なかなか凝った映像です。
・神泉君の見た夢。「身長3mぐらいのおじいさんが、僕の顔見てニッコニコしながら、『喉の調子が治ったんなら、再デビューを考えたらどうか』って言うんです。だから僕、『再デビューも何もデビューした事ありません。』って言ったんですよ。そしたらおじいさんが7mぐらいになって。…だからねえ、僕ももうあったま来て、『耳たぶのこの”たぶ”って何なんだ?』って言ったら、おじいさんが2mmぐらいになって泣いてるんですよ。」
・変態の森で、「足元気をつけなよ。」と言われたとたん、派手にすっころぶ三日月君。
・と思ったら、すぐそばでおじさんが手を合わせてる!笑った。
・先生の名前は「品川」ですか…。
・ってまた派手に一回転して転ぶ三日月君。これはさすがにスタントのようです。
・「多め亭」のおばちゃんに、派手にお茶をぶっかけられる霧山君。
・拭くタオルも多めにくれました。
・結局変態山崎がさっきも店に来た話から、替え玉受験を思いつくって事なんだけど、元々おばちゃんと話が噛み合ってないもんだから、この辺のセリフのキャッチボールが最高におかしい。
・「栗捨い」「アガサ・クリステイ。なんちゃって。」
・で、突然「森のくまさん」を歌い出す霧山。男性コーラス付きで…。
・「♪あらくまさん」から、「森の荒熊」という店名に。
・櫻井さんとよう子ちゃん、確かにちょっと似てるかもしれません。鼻の穴辺りとか。
・「じゃ、残りは宿題にさせて下さい。」「いいですよ。あなた今日はここにほぼ歌いに来たって事になるけど。」
・霧山君のデタラメ格言「真理求めれば、老いて積み木崩さず」なんだそりゃ。
・オダジョのセーラー服キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!! 結局吉祥寺君貸してくれたんかい?
・「ちょっとくらい変態君でもいいよ☆」と呼び出されて言ってみれば、セーラー服姿の霧山君。もうわかりきった展開だけど、笑えるわあ。
・で、いきなり脱いで、「これ着てくれる?一人じゃ、ダメなんだ。」あははは。
・うわ、麻生さんのセーラー服エロい!エロすぎ!ルーズソックスはどっから持ってきたんだ。
・「あんまり、よくわからないけど、こういう、特殊な、やり方?」「もうこの際、とことんノーマルは忘れるから。」
・って後ろからスカーフに手を伸ばす霧山君もエロいんですが。
・と思ったら思い切り投げ飛ばされてますよ!これもスタントかなあ?スカートの中見えてるけど。
・散々喋ったあげく、「三日月君、そろそろ帰ったら?」お約束。
・諸沢さんのVOWシリーズ「珍獣串焼」。
・「ラヨイだったらRだったのになあ。」「ですよねレヨイとか。」「ロヨイとかな。」「ヨロイとか。…ヨロイはYですね。」
・しかしスカーフに「R」って書いてあったからって、それ以上何も調べないんでしょうか警察は。
・「ドライクリーニング はつ」の凄い店内。
・おお!根岸季衣だ!
ゴーゴリー、もろツケヒゲだよゴーゴリー。
・根岸さん、全然通訳になってません。
・「Я」ってヤーって読むのか。「矢井田瞳八代亜紀など」ヤから始まる名前の人が持ち主だって。すごい無理矢理な展開。
・犯人の所へ向かう時に、霧山君が三日月君にどつかれたりするのも恒例ですね。
・「森の荒態」
・♪あなたが私にくれたもの なんとかかんとかなんとかだー♪ジッタリンジンて15年前?
・このDJ、なんでシャツのボタン留めてないの。
・弥生がダブルラジカセを叩き割ると、中からザリガニがいっぱい!きも〜!
・三日月君、いつの間にか黒板に落書きしすぎ。
・八歳にして「一流大学に合格して大喜びのやよいちゃん」などと難しい漢字も書ける律子。
・対する弥生は、「りつこちんがまたぞろけむたりい」…って何ー!!
・今回は「誰にも言いません『が』カード」でした。
・泣き落としでトランプ手品を成立させる又来さん。
・山崎が逮捕された話について行けない霧山。「似てる君も君だ!」って蜂須賀さん。
・サネイエが買った一本15円のバナナ、皮は真っ黒、中は緑…。
・最終回のゲストはりょう、ローリー、鳥肌実!濃すぎ!口の臭い笹野さんも再登場!サリエリって、前に出てきたモーツァルト殺人事件?
・「忌野清志郎は元RCサクセションですが…このドラマはフィクションであり登場人物・団体名等は全て架空のものです」

今回のMVPは麻生さんじゃないかなあ。色んな小ネタのボケというよりは、彼女のバリエーション豊かなツッコミに笑わせてもらった感じ。なんかここまでやっちゃって、普通に美人女優に戻れるのか?という不安すらあります。あー、でも来週で最終回かあ。寂しいですよねえ。役者さん達もどんどんノってきてるとこだし、あと1クール続けてやってもいいくらいなのに。