#11「白夜の果て」
- 出版社/メーカー: TCエンタテインメント
- 発売日: 2006/06/23
- メディア: DVD
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もちろんキャストも皆好演で。歩道橋の笹垣と亮司は、ほんとに鬼気迫ってたなあ。武田鉄矢の熱演っぷりは、「金八先生」の第一第二シリーズの頃を思い出しましたよ。あの頃の鉄矢も、全身全霊で演技してたからね。彼の存在が、このドラマを終始引っ張ってくれていたように思います。山田君は元々上手い子だったけど、この作品は大きな転機になったんじゃないかなあ。私生活であんな事があって、普通アイドル俳優だったら、脚本の内容をちょっと変えさせたりしそうなもんだけど、最終回の笹垣の台詞とか、実際の山田君の境遇とかぶりすぎててちょっと凄かった。いい具合に大人の役者に脱皮できるといいですね。はるかちゃんは最初は原作のイメージとかけ離れすぎてるのが気になったけど、この役をキツい雰囲気の女優さんがやったら、それこそ救いようのない雪穂になっちゃってたかもなあ、と思います。最後もちゃんと大人の女に見えてたしね。喪服やドレス姿も綺麗だった。もちろん渡部篤郎や八千草薫、麻生祐未、西田尚美、柏原崇といった人達、そして忘れちゃいけない、子役の二人も素晴らしかった。あ、最後に小出君がちょっと出てきたのも嬉しかったな。
内容が重すぎたり家族向けじゃなかったりして、視聴率は苦戦したようですが、私はこのドラマかなり好評価ですね。原作のドラマ化って大抵がっかりする事が多いのに、あの難しい原作を、こんな風にうまくアレンジできるんだ!って、やっぱりドラマ界にもいい人材はたくさんいるんだなーと嬉しくなりました。